学童移転・改修プロジェクト 18 【移転】

退去日を前日に、いよいよ移転をする日が来ました。

完全に完成はしませんでしたが、生活スペースの養生や工具は片付け、
なんとか生活出来るレベルまで作り上げることが出来ました。
改築の陰では、スタッフ、保護者が移転準備(荷物まとめ、各種契約変更)を進め、
全ての支え・つながりが一つのラインになる様子を、お伝えします。

●インフラ整備
前回お伝えしたキッチン部の枠ぶちは、
引越し前日の夜まで工作が続きました。
 
大体の高さがあったところで、
増えた壁はササっとパテ仕上げ。
大工と内装は同時進行です。

●トイレまわり
こちらはプロの設備職人に一任しました。
新たに設けた大型の手洗い場配管を、接続してもらいます。

遂に!水道から水が出ました!
当たり前のことかもしれませんが・・・
解体を始めた1月から水道は全く使えませんでした。

トイレも夜遅くまで作業し、設置していただきました。
こちらも1月からトイレ無しで工事していましたので、
なんて幸せなことかと、感動です。
男子小便器

男子大便器


女子トイレ(多目的トイレ兼用)

・・・しかし、トイレのドアが未だ届かず!!
しばらく解放状態での使用ですが、使えなくはありません!

床下収納(点検口)も、設置準備を開始しました。
床下収納設置用にねだが貼られているわけではありませんので、
取説と寸法を確認しながら解読中・・・
とっても面倒!
引越しに間に合わせるのは、諦めました!

とりあえず、翌日荷物を運び入れることが可能な状態、には仕上がりました!


●移転作業
こちらは旧学童施設
早朝より、スタッフ、保護者全員で荷物の運び出しと運搬を開始。
 

重量物も、馬力のある保護者達で移動!

様々な方のご協力を頂き、トラックも準備頂きました。


庭もからっぽの学童は、初めて見ました。

ネットを貼っていた短菅も解体し、トラックに積載。新学童へ移動します。

そして外看板も外しました。


いままで有難う!

最後の学童でも、子どもたちは元気にしていました。

こうして、いままで生活していた学童は、荷物を搬出することが出来ました。


廃棄しきれなかった荷物も含め、新居へ移動しました。

一次は荷物であふれかえっていた室内も、少しずつ床が見えてきました!
これで大移転作業は完了!
これからの生活がどうなるのかを描くことは未だ出来ませんが、
今までの学童に感謝し、この日は作業終了となりました。

その裏では、小上がり部の最終調整を開始。

旧家屋にあった畳を再利用し、小上がり部に並べます。
ここが仕上げられれば、荷物をいったん移動させ、生活スペースを確保るためです。

もうひとつ大事な部分、キッチンカウンターを造作します。

30名分のおやつや食事を準備する為、
対面で支援員と子どもが作業出来るカウンターを設置。
細部寸法を合わせていきます。

しかし一日中作業していた親方もさすがにヘロヘロで、
思うように進みません・・・

明日から月曜が始まってしまう!!と焦りながらも、、、

翌日午前中でささっと仕上げてしまいました!

苦戦した床下収納兼点検口も、なんとか完成。
これでトイレ前の落とし穴が塞がりました。

数日後、待望のトイレ部ドアも無事設置が完了!
もう普通のトイレとして使うことが出来るようになりました。
本当に、普段の生活がいかに幸せなことか、身に沁みました。

●移転後の様子
しばらくの間は、安全の為に学校まで迎えに行きます。
旧学童前にて。

子どもたち帰宅の様子。
 
「ただいまー!」

畳の小上がりは、親方の狙い通り。
子どもは、立っている人と同じ目線で空間を共存できます。
そして何よりも、子ども達のくつろぎスペース!
ここに上がると、子どもも大人も落ち着いてしまうんですよね。
親が帰ってくるまで、ここでのんびりできます。

まだまだ作らなければならない部分があり、
【完成】はしていませんが、
一番の区切りを迎えることが出来ました。

引き続きプロジェクト作業は続きますので、
応援、ご協力宜しくお願いします。

つづく
  


2021年04月18日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 00:34Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 17 【工事記録13】

3月中の完成を目標としていましたが、
どうしても未だ生活の場として完成には至りませんでした・・・

しかし、移転・退去期限は残り1週間も?1週間しか?となり、
最後の追い込みに入りました。

形にするだけでは、やはり住むことは出来ません。
養生を取り、普通の家にするには・・・とにかく内装を早く終わらせることです。

天井、水回り、玄関の内装はコストダウンも兼ねて塗装仕上げをしますが、
子ども達の居住空間になる部分の壁は、質感の良さと湿度調整にも適した珪藻土仕上げをします。

今回のブログは、4月に入り退去の1週間前となります。
親子で内装仕上げ作業を進めましたが、
内装仕上げは全身運動、子どもたちはさぞ疲れたことと思います。
しかし親子共にその表情に辛さはありません。

根性・愛情・人情にかなうものは有りません!

●内装仕上げ(土曜日)
◆塗装
毎度のごとく、前日に私がパテ仕上げを済ませ、土曜の朝は決まってやすりがけですface08

朝早く来てくれたお母さん、子ども達に遠慮せず作業を依頼しました。
この作業、私は本当に助かります・・・
この部屋は珪藻土仕上げになりますから、下地は大まかでも問題ありません。
1時間程度で完了!

続々と仲間が集まり、仕上げ塗装を開始します!

今回は子どもにも「作ったこと」を感じてほしく、
全ての保護者に子連れOKを指示しました。

まずはバス・トイレエリアを塗装しました。

力は無くても、真剣にやってくれました!
その流れで キッチン → 玄関 と進め、
終わったころにはバス・トイレの重ね塗りが出来るようになります。
そのループを2回繰り返し・・・

全く休み無く動き、また動き回る子どもの世話をしながらでしたので、
お母さん達には本当に苦労をかけました。
それでも、みんなこの笑顔ですicon01

おかげで、塗装は午前中でほぼ完了しました!

◆珪藻土
塗装の陰では、珪藻土塗りを進めています。
ここはシーラーで下地処理をしています。
その間に、親方は珪藻土を塗り、クセを確認します。

ここでネタの伸びや力の入れ方を、みんなに伝えます。
これはローラー仕上げも出来るのですが、
結構力の必要な作業になるようです。

高所は塗装慣れしたお父さんたちに一任。
 



手の届く範囲は子どもに依頼・・・したいとこでしたが、
みんな午前でへとへと!
引き続き大人の作業です。


狭いところも、大人にお任せ。
 
土曜日に1度塗りが完了!

翌日、重ね塗りを行います。

◆内装仕上げ・最終(日曜)
珪藻土の凹凸が想定以上に尖っていたため、
尖った部分をやすりで落とすことにしました。
その後、ゆるめの珪藻土で仕上げ塗りをすることにしました。

昨日の人員コントロールの苦労から学び、
作業指示を掲示!
各所で仕上げ塗りを開始!

ローラーを掛ける子どもたち


ローラーの届かない端を塗る大人たち


全員face01face01face01face01


これが意外と重労働
 
凸凹の面に塗り込まないとうまくのびない上、
珪藻土が珪藻土を吸っていきますface04

大半の子どもたちは早々にリタイアしてしまったので、
大人たちが力ずくで塗り込んでいきます!


午後はいよいよ床以外の養生を全て剥がします!


玄関部の全体が見えてきました。


大部屋の養生も除去しました。

柱が見えてくると、だんだんその全貌に驚きが隠せません!

渋めの色に仕上げた柱と、つや消し白の内装が・・・
非常に映えます!face08


続けて、木部についてしまった塗料やパテを落とし、
木部に仕上げ塗りをしました。


以上が週末総力戦の様子でした!
毎回遅くまで残り、子どもと一緒に作業を進めたおかげで、
最大関門である居住部屋内装が完了しました。

保護者、友人、家族、同僚、とにかく大勢の力で繋げることが出来ました。
ここからは親方と職人さんによる追い上げが始まります。

●畳サイズ確認
荷物であふれかえっていた小上がりをいったん整理し、
改修前の部屋にあった畳を戻し、サイズを確認しました。

畳が入ると、より雰囲気の良さが伝わります!楽しみです。

●電気工事
電気工事も残すところ証明やスイッチ類の取り付けを残すところとなりました。
大部屋は何でもつけられるように、レールタイプ


事務室


玄関

他の部屋は旧学童の電気を転用予定ですので、
引越しの際に付け替えます。

●クッションフロア貼付け
バス・トイレ部はクッションフロアを貼り付けます。

当初は職人に依頼することも考えていましたが、
親方の根性で、親方自身が貼付けにチャレンジ!
毎晩遅くまで作業を続け、ぎりぎりで完成!
「1枚がでかいと難しいよ~face07」と苦労していましたが、
「出来るもんだねぇface02」と達成感も大きかったです。

●キッチン
30人分のおやつ作りをより快適にするため、
フード、コンロはプロ仕様。いずれも親方が自力で探した中古品です。
また、シンクが元の窓より上がった為、枠ぶちを付けました。
コンロについては家庭用より安いかもしれません!

●最後に
退去前日の夜、仕事上がりの保護者やスタッフ全員で荷物をまとめ、
一方ではいよいよ床の養生を撤去していきます!


泣いても笑っても、いよいよ退去・移転が翌日になりました。
3月中に完成させることは出来ませんでしたが、
生活の為の最低限のインフラは整いました。

お金は無くとも、仲間と時間を費やせば、それは必ず形になる、と実感しました。
なによりも、これを全力で支持した親方の先導があってこそではあります。

次回、汗と涙と感謝の移転になります!

つづく
  


2021年04月10日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:17Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 16 【工事記録12】

☆ 継 続 募 集 ☆

いよいよ退去日が目の前に迫り、工事も急ピッチで進めています!
それでもみんな素人ですので、人手が不足しております・・・
簡単な塗装作業を残すところになりましたので、是非ご参加下さい!

1月からの連勤に、身体が悲鳴を上げていますが、
保護者も親方も私も一般のボランティアさんも、
帰りは「おつかれさんでした!ありがとう!」と
笑顔で帰るのが印象的です。

それで作業の記録をご覧ください。

●バス・トイレ
平日、内装担当の私が現場に出ていましたので、
子ども達にスパルタ指導で労働してもらいました!
へらをもっと短く持って!寝かせて立てて・・・
「え~めんどくさい~汚れた~」と文句言いながらも、
ビス頭埋め(仕上げ)をやってもらいました。
OG、OBには簡単な説明で作業してもらいます。
OGはこの作業前(午前中)にやすり掛けもしてもらいました。
かなりへとへとになってしまったようです

仲良し兄ちゃんがそばにいれば、も黙々とやってくれます。

天井の高いところもやってもらいましたが・・・
早々にお兄ちゃんにチェンジ!
高い場所は力が要ります。
 
翌日、乾いたパテを大人にガンガン磨いてもらいました。
荒いパテ塗りでしたが、電動工具でさっさと磨いてしまいます。
ビス以外のつなぎ目は、保護者で仕上げパテを塗りました。
・・・となんやかんやありまして、1度塗り完了!

 
写真で見ると完成しているかのようですが、まだまだムラが残っていますので、
次週再塗装(重ね塗り)です!


●部屋全面
少しムラの残っていた天井部も、1時間ほどで仕上げ塗りを完了。
部屋がとても広く見えます!
ためらわずに、養生を剥がしていきます!
そしてまた養生(マスキング)です。
ここからは壁に珪藻土を塗る為の下準備。
つらい体勢になりながら、お母さんは小さくても強いですね!

大体のマスキングが終わったら、早速パテ処理の説明です。
パテ待ちの列が・・・
お母さん、子どもたちは初めての作業ですが、
私一人分のパテを作っていては間に合わないスピードで、
どんどん塗ってくれます。
(↑結構必死で練っています)

まさに人海戦術です。
ヘラの持ち方、パテの切り方だけを教え、
「あとはこの壁全部やって下さい!」と伝えます。
子どもにビス埋め、お母さんに目地埋め、すごい効率の良さです!

脚立に登のは結構怖いのですが、女子は強いですね。
脚立に片足かけながら作業するのは、
大工おじいちゃん以来の衝撃です。
 
やはり子どもの身体能力は高いです!

後半に差し掛かると、もう私の指導なんてなく各自の判断で仕上げてくれました。

片付けについても「しっかりきれいにしてね」と教えれば、
すぐに理解し残ったパテを掻き取ってくれました。
この子たちとお父さんお母さんのおかげで、本当に作業がはかどり
内装の目途が立ちました!

●玄関
<木材塗装>
内装作業準備の間、お母さんと子ども達には木材塗装をしてもらいました。

この木材は、玄関の外壁になるということで、
フローリングのように順番に重ねてつけていきます。

楽しく作業してくれたおかげで、1時間もかからずに完了しました。
 
これを一人でやるのと皆でやるのとでは、本当に大違いです!

<内装>
玄関内装は、親方が一人で仕上げてしまいました!

断熱材の貼り方も、やはりきれいです・・・
天井ボード貼りは親方だけでは出来ないので、
私を含めたオヤジ3人組で取り付けました。

玄関部も塗装仕上げとなりますので、
3回のパテ仕上げをするべく、作業を進めました。
かたわらでは、養生も同時進行です。

私の握力もとうに限界を超えていて、
だんだん指が曲がらなくなってきました・・・

それでも保護者同士で作業を分け合い
身体の負担は格段に下がっています!

まだまだ続きますので、応援・ご協力宜しくお願いします!

つづく
  


2021年04月01日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 22:44Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 15 【工事記録11】

☆ 緊 急 募 集 ☆

移転までの期日が迫っており、内装工事に人手が必要になりました!

内装工事全般、それほど高くない場所での作業もありますので、
ご協力頂ける方は是非お越しください!

・・・ドタバタしている中で、記録写真があまり撮れませんでした。
DIYのあれこれもお伝えしたいことが多々ありますが・・・
写真が無く上手くお伝え出来ません。

現在DIY教室を無料開放していますので是非お越しくださいface08

それでは先週末の記録をご覧ください。

●職人工事

この週は各種設備関係の職人さんに大工事をして頂きました。
重機登場・・・
 

設備屋さんによって、下水配管を新設してもらいます。

結構ご年配の職人さんなのですが、
体力は私たちを超えているのではface08

とてもいい雰囲気で作業されていて、私たちも安心です!


ここには古い柵があったのですが、撤去してきれいにして頂きました!

対面では板金屋さんが玄関の屋根を作って下さいました。

むき出しの屋根でしたので、これで安心です。


職人さんたちは仕事が早い!1週間もかからずに完了です!

●保護者作業
<玄関>
平日の昼間、遂にドア類の設備が届きました!

ドアを付ける作業に立ち会うのは初めてでした。
親方は取説をさっと読んで干渉部をカット

・・・となんやかんやありまして、ドアが付きました!
ほぼ親方一人で据え付けてしまいました。無敵ですね・・・
 

その横には窓も入りました。
とても明るくなりました。

あとは外側の化粧を待つのみです。
 

<内装工事>
ボードパテ埋めの2回目を、こなしています。
技術の無さと握力の無さで膨らんだパテは、翌日のやすり掛けで大変なことに。。。
パテは出来るだけ薄く塗ったほうが良い!と学んだのでした・・・

・・・大変なやすりがけを終え、3回目のパテ仕上げ【仕上げパテ」を塗っていまきます。
仕上げパテは伸びも良く、初心者向きです。

・・・その後、仕上げパテをやすりがけしていよいよ塗装になるのですが、
その様子は残っていません。(すみません!)

仕上がった天井にいよいよ塗料を塗っていきます!

人が居ると早い!

始めて1時間もかからずに、部屋の4分の1は1回目塗装が完了。
朝からやすり掛けから始めて、昼前にはここまで進みました。
午後から仕事の保護者も、時間の少ない午前だけでも!
と、ここへ手伝いに来てくれました。

午後も人が入れ替わりながら、作業を進めました。

慣れない脚立に上って作業すると、身体への負担も大きくなります。
それでも、お母さん達も夕方まで手伝いに来てくれました。

家でゲームばっかりしている子どもも、文句言いながら作業をしています!
低いところは、かなり容易に塗装することが出来ます。

木工事に追われている親方も、
建築に精通した目で気になる部分を塗り重ねていきました!



天井が一面真っ白になりました!
 
わずか1日で2度塗りまで仕上げることが出来ました。
未だ塗装の薄い部分もあり、塗り重ねが必要です。

塗装は仕上げまでに時間と労力がかかりますが、
仕上げるコストが大幅に下げられます。
人がいれば、すぐ仕上がります!

また、その仕上がりは洋風建築のようです。
もしDIYで内装を仕上げるなら、塗装はおすすめです。
是非、そのコツをここで掴んでみてはいかがでしょうか!

つづく
  


2021年03月27日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 00:01Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 14 【工事記録10】

3月第2週目となりました。

今まで以上に全体像が見えてきたワクワク感もあり、
退去の期限が迫る焦燥感もあり、
保護者は必死です!

しかし大物木工事はほぼ完了し、ここからはいよいよみんなで造る時間!
子どもも大人も参加し、少しずつでも完成に近づいています!

※ボランティアスタッフ大募集中です

●細かい部分の造作
<トイレまわり>
足りない壁やボードなどを完成させます。
事務室~トイレ~お風呂場周辺を、仕上げていきます。

大部屋からすれば小さい壁ですが、つじつま合わせが難しい部分です。
こういった部分は、やはり経験が少ないと難しいところです。

<大部屋側>
小上がりの壁も未だ完成はしていませんが、
お父さん達には親方の指示通り仕上げてもらいました。

<キッチンまわり>
ここは元々キッチンとお風呂場だった場所を繋げましたので、壁の高さが部屋ごとに違っていました。
その為、下地に厚さ合わせの木材を入れていきます。
 
・・・しかしこれが意外と難しく、元々の壁も同じ厚さではないので、
様々な厚さの板を組み合わせる必要がありました。

ここを受け持っていたお父さんは午後出勤の為、午前でタイムリミット!
午後は、床を仕上げたお父さんにバトンタッチ!
黙々と木材を選んでは固定し・・・

綺麗に完成させてくれました!face08

ここまでまっ平になれば、仕上げも安心です!

抜けていた天井ボードも、例のごとく力自慢のお父さんたちに一任します。
ビス止め中のお父さんは、子ども3人を学童から輩出した、OBお父さんです。
DIYも大好きだということで、応援に駆けつけてくれました。
現役お父さんの如く、遠慮なく作業に従事してもらいました!
しかしおかげ様で抜けていた天井は埋めることが出来ました!

<シーリングファン>
シーリングファンの台座も、ボードで化粧しました。
巣箱つくってんのか!とからかわれましたface09
しかし、ここに立つと本当に暖かいですよicon01

<玄関部>
天井下地が完成しています。
ここからの工程はみんな経験済みですので、作業は後回しです!

以上が細かい部分の造作です。
未だありますがこの週はここまで。


●養生
いよいよ天井の仕上げを進めます!
天井は塗装で仕上げます。
もちろんコストを下げる目的もありますが、素人作業となり仕上がりが期待できません。
しかし目線から遠く目立ちにくいので、なるべく自力で仕上げる作業としては、ベストなのです。

まずはマスカーとよばれる養生シートを貼り付けるます。
貼付け部には、事前にマスキングテープを貼っています。
柱も汚さないように、全て養生シートを貼っていきます。

・・・とここでいつもお茶を用意してくれるお母さんが、子どもを連れてきました!
隠すことが出来ればいいので、子どもでも容易な作業・・・
ということで2人でやってもらいました!
兄「あー貼りついちゃった。兄ちゃん不器用なんだよな~」
妹「それなー」
兄「いやひどくなーい!?そこはそんなことないよでしょー?!」
上下関係が逆転しているようです(笑)
いや、優しいお兄ちゃんなんですよ。

子ども達がハイスピードで柱の養生を終わらせるため、
私も急ピッチでマスキングを実施!
綺麗な柱ですが、細かい部分が多数あり困難でした。

手の空いた大人たちで、高所の柱を一気に養生開始!




夜も更けはじめた頃には、なんとか全て完了しました。
これで明日のパテ埋め作業に入れます!


●パテ埋め
この日は建築塗装のプロに参加していただきました!
親方の友人でもあり、また学童のみんなは少し顔見知りのお兄さんです!
私も気合を入れ、パテ埋めの指導を受けさせて頂きました。

まずはつなぎ目にファイバーテープとよばれるメッシュ状のテープを貼りました。
テープ貼りが完了する頃、お母さんたちが時間を作り来てくれました。
師匠も急いでパテ練りを開始!
パテの硬さは・・・百聞は一見に如かず。説明できませんface07

お母さんたちにはビス埋め作業を一任。
難しい~と言いながらも、さっさと進めてしまいます。
へらが小さいほうが、扱いやすいです。

私はつなぎ目のパテ埋め指導を受けました。
へらの持ち方から始まり、パテの切り方など・・・
職人は手をサッサとさばくので、一見では分かりません・・・
↑こちらは師匠が説明する為に塗ったパテ

↓こちらは一から指導を受けて私が初めて塗ったパテ
・・・ぐちゃぐちゃですface04
しかし、「へらの裏が汚れているとスジが出て汚くなるよ」とか、
「パテはこう切ってこう取るんだよ」と教えてもらっただけで、
とりあえずは出来るようになりました。
(汚いと、あとでサンドペーパーを掛ける人たちが苦労します・・・)

柱の周りなど、ボードとの隙間が大きい部分は粘土状のパテを詰め込み、
その上からパテを塗ることにしました。
親方の子ども達が来てくれたので詰めてもらいました。
しかし、こういった部分はパテを塗るのがすごく難しいです!

見かねた師匠は率先して難しい部分のパテ埋めを進めてくれました。
パテを器用にさばき、素早く仕上げていきます。
本当に助かりました。

大変な思いをして締めた、思い出のビス達を見ることは、もうできませんface10
そんなことはお構いなしですね!

私は比較的簡単な目地埋めのシーリング材を塗布していきます。
急いで仕上げるぞ!と、この時はかなりアドレナリンが出ていました。
全員、無我夢中です!
高所作業も、今までのようにためらうことは無くなってしまいました!
(アドレナリンのおかげです)

午後から参加頂いたお父さん達は、過酷なやすりがけをしました!
パテの仕上がりが良いとも悪いとも教えていないので、
ただひたすらに粉まみれになりながら作業してもらいました。
やすったビス部は、仕上げパテを盛りました。
仕上げパテは、少しなめらかで、すぐに固まることは無いようです。

これで部屋の4分の1の、ビス部仕上げパテ埋めが完了。

今まで気にしていなかった隙間も、パテが入ると逆に目立つようになりました。
師匠は見逃さず、全てパテで埋めてしまいました!
・・・夕日も差し込み、タイムリミットになりました。
最後は、大事な片付け方も教えて頂きました。
「休み時間にパテを落としておくと、こんなに擦らなくても良いんだけどね」
と、道具をいかに大事にしなければいけないか、学びました。
細かいパテも、全て落としきることが大切だそうです。
使い始めと同じくらいに、きれいにして下さいました。
1日つきっきりで作業して下さり、本当に有難うございました!
是非、また来て下さい!

●居残り
みんなが帰った後、親方と今後の作戦会議

今日はパテ塗り1回目
パテは仕上げまであと2回塗る(やすりがけもする)
と教わりました。

来週の全員塗装に間に合わせるには・・・
せめてビス部の仕上げを終わらせたい。

ということで居残り作業を実施!
 
とは言っても簡単なビス部の仕上げ塗りですので、
何も考えずに進めます!

親方も「俺も残るよ~」と足を引き留めてしまいましたが、
バス・トイレ部を形にしていきます。
 

 

パテもちょうど終わり、親方も材料切れで、週末最後の作業は終了。


これで来週の塗装に間に合うか?!
いいえ、
みんなが繋いだ作業です、間に合わせましょう!

作業にご協力頂ける方、大募集中です!


つづく
  


2021年03月18日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:38Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 13 【工事記録9】

3月はじめての週末です。
3月に入りいよいよ退去の期限も目の前に来ており、焦りやプレッシャーの続く中で運営と移転を平行してきました。
しかしながら、その対価とも言える出会い・力添えを受ける経験もありました。

毎日の保護者のサポートはもちろんのこと、
今回もまた高校生ボランティアの協力もあり、
佐久の若者はこんなにも暖かいのだ!とお伝え出来れば幸いです。



●玄関移設(つづき)
この日は玄関に合板を取り付け、玄関らしくしていきます。

下地に何かを取り付けるのは慣れてきて、
親方の「こことここを貼り付けて~」の指示があれば・・・

切る人、貼る人、とあうんの呼吸で作業を進めることが出来るようになってきました。





合板を貼る為の下地も取り付け段々形になっていきます。

合板貼付けはほぼ完了
次は屋根部に取り掛かります。

は隠れる部分ではありますが、床貼り同様に寸法はしっかり計ります。

一度教えたら、あとは保護者に任せます。


癖の強い木材でかなり苦戦しましたが、暗くなる前には8割完成しました。


木材には裏と表があってね・・・と、建材の使い方も教えてもらいました。
目からウロコの知識が、増えていきます。

最終的にはシートで覆われ見えなくなる部分ですが、
素人作業の割にはきれいに出来たのではないでしょうか??


日も落ちてきて、この日は防水シートの貼付けまでを行い終了となりました。


西日を取り込むことのできる、窓枠も・・・

・・・翌朝、余っている断熱材を加工して、玄関部に埋め込みます。

採寸~カット~はめ込みまで、2時間ほどで完了させることが出来ました。
下地はお手の物です。
本来であればグラスウール断熱材を仕込むのかもしれませんが、
予算の都合上、最低限の断熱を行いました。

●高校生ボランティア

この日も佐久サポートセンターの協力により、
春休みを迎えた高校生がボランティアに来てくれました!

親方も早速やるか!と作業の難しい天井のボード一部解体を始めます。
カットラインを引いていきます。

何で切ってしまうのか・・・
ここがどうなるのかは、親方にしかわかりません。

しかし若者は肩を上げるのも難なくカットを進めてくれ、
心強いサポートです。

天井は見えないので、ところどころうまく解体出来ない部分があります。
しかし前回同様、かなりの違和感が無い限り、親方は手を出さず指示を出すのみです。
それでもこの通り天井をあけることが出来ました!
とても速い作業でした。

「加工がしたい!」と頼もしいモチベーションで来た二人には、
保護者が途中まで進めていた、石こうボードの貼付けをしてもらいます。
寸法の決め方、刃物の使い方、固定の仕方を教えて・・・
なんだかボードカットがとっても楽しそうだったので
じゃ、あとは自分たちで宜しく!丸投げしてみました!

どうしても分からない部分だけ親方に確認し、作業を進める。
もはや日頃から来ている保護者のレベルで作業を進めていましたface08


数枚貼り付けただけで、どのくらいの寸法で加工すればいいか理解し、
最後はほぼ微調整無しで仕上げることが出来ました。

とても仲良しですが、一応先輩・後輩の関係だそうです(笑)
 
話が若くてついていけませんでしたが、暗くなるまで一緒に作業してくれました。
ありがとう!

●バス・トイレ
子ども達が汚れてしまった場合に使うための浴室が、移転後は生まれます。
浴室と言ってもお湯につかるためのものではないため狭小ですが、
こちらも空間を分けていきます。
 
ここにボードを貼っていきますが、サイズ的に1枚プラス数センチ必要でした。
石こうボードを固定する箇所が無いじゃん!と言っていましたが、
もう私たちは「無いなら作る」考えを持つようになっています。

きっとDIYの役に奴と思いますよ!

 

トイレ入口側の廊下も、じわじわと壁になってきました。
 


こうして週末の作業は完了。
平日も作業を進めていますが、細かい部分を急ピッチで工事している為、
写真がありません!

後日、落ち着いたらまとめでご紹介いたします。

次回、内装工事の始まり・・・へ、つづく
  


2021年03月12日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:50Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 12 【工事記録8】

この土曜日は小学校のPTA活動がありお休みでしたので、日曜日~の様子を更新します。

会長・親方をはじめ、本業と工事の連続にだんだん元気が減衰していく30代~40代の保護者たち・・・
(特に朝イチは元気がありませんface07

しかし!
今週は久々の若い力多くの応援を受け、
自然と元気を取り戻すのでした!


●玄関部解体
この建屋は北側に小さな玄関がありますが、
今後は30人の子ども達が出入り出来るように、
玄関を南側・旧居間に移設・拡張します。

先日作った基礎コンクリートの枠も、平日外しました。
(コンクリ打設日とは打って変わって、とても寒かったそうです・・・)

まずは既存のサッシを除去していきます。

サッシはモルタルに埋もれている為、
壁を取り壊さなければなりません。

ここは玄関の軒のてっぺんになります。
 
カットラインを引いていきます。

線に沿ってモルタルを切断していきます。
粉じんとゴーグルと汗で線が見にくいです・・・
↑油断すると跳ね返る為、かなり怯えています。

カット部はバールで除去しました。
バールを使うのは、久しぶりすね。

跳ね返りと粉じんに怯えすぎて腰が引けていますが、
切断と解体を2人で進めます。
親方は粉じんくらいでは怯えませんので、
脇でどんどん解体を進めます!


上手に壁を塊で剝がします!
とても器用。
(私は粉々にしてしまい片付けの仕事が増えます・・・)

モルタルの下地になっていた木材もカットし、まずは第一段階が完了。
次は内側から壁を打ち抜きますが、
ここで強力な助っ人が登場しました。

佐久サポートセンターさんのお声かけにより実現した、
身内以外の初めてのボランティアスタッフ!
しかも現役高校生ときました!

彼らには、玄関部となる壁を壊して頂きます。

始めは恐る恐る叩いていましたが、
まわりから「若いんだからどんどんやれ!」とゲキが飛びます。

親方も親父達も、
高校生だから~とか、
ボランティアだから~とか、
関係なし。

このあたりから、迷いが吹っ切れた様子でしたface08

2か月前はやる側だったのですが、見る側に立つとやはりひと味違います!
 
見ていても気持ちいいですね!(親方もこんな気分だったのでしょう)

数十分で壁を除去!

↑この飛散したボードも、もちろん掃除してもらいました。

ここからは少し細かい作業になりますが、
器用な二人ですね、指示を的確に理解し木材をカットしていきます。

この木は剥がす、この木は切る、とだけ指示をしてあげる。
当時の木組みを観て「下に叩けば抜けるぞ」と教えてあげれば、

この通り、大人の手は一切なくとも解体出来ます!

親父たちが唯一彼らに勝てないのは、この馬力の違いでしょうか。
大人は「明日のこと」を考えて重いものは持ちませんが、、、
彼らはむしろ鍛えるために率先して運んでくれました!


休憩後、「まだ何かすることはありますか?」
と聞いてくる彼らに対し、
親方も「もちろんあるよー!」
と逃がしません!
ということで石こうボード貼りをしてもらいました。

寸法の図り方、ボードの切り方、二人で悩みながら作っていましたが、

自分たちの力で物が出来上がると、
どんどん作業が進んでいきます。
私たちも、青年の創作の邪魔をしないように、陰で応援しています。

途中、記者さんが取材にも来てくれました。
そうこうしているうちに日も暮れ、高校生たちともサヨナラの時間!
「俺はあそこの建物作ったんだ」と将来役に立つ時がいつか来ますよ。

是非この活動を広く知っていただきたいです!


・・・日曜の朝は会長と親方の二人ぼっちでどうなることかと思っていましたが、
最後はお母さん、子ども、高校生、見学者と大勢の方が顔を出してくださいました。


いつもの親父さんと
「やっぱ子どもが来てくれるとさ、いつもと違ってやりがい出ますよね・・・」と
涙がにじむのでした・・・


●玄関増築
感動してばかりもいられません。
高校生にぶち抜いてもらった玄関は、早々に下地造作に入りました。
まさに建築らしい仕事になってきています。

玄関部が完成するまでは、しばらく封じ込めをしながら作業を進めます。

平日、基礎から柱を組みました。
柱にも、下地が乗るよう細かい造作を加えています。

窓・軒の下地まで姿を現しました!
 
軒の長さもぴったりですface08


親方は解体中
「ここの屋根はどうしようかな・・・」
「窓はどうしようかな・・・」と悩んでいましたが、
形を決め、造り上げる姿には恐れ入ります。
未だ扉が付かないので目隠しをして1日の作業が終了となります。


●内装作業

玄関側にあるキッチンエリアですが、
半分は元々お風呂場とトイレでした。
その為、このように天井の高さに違いがあったため・・・

天井は完全に撤去していました。


こちらについても残された柱から下地を新たに設け
既存の断熱材はそのまま利用、
足りない分を追加しました。


・・・ここまでが今週の活動経過になります。

ここからは残された細かい下地部分を進めていき、
その後内装等の作業になります。

次第に保護者を超えた人たちからの応援が生まれ、
この場所で子育て・地域支援を続ける意義も強く感じるようになりました。

来年度の移転と再会に向け、引き続き応援宜しくお願いします!

  


2021年03月05日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 17:24Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 11 【工事記録7】

先週末~今週平日までの、工事記録です。

丸裸の解体時からは想像も出来ませんでしたが、居住空間が出来てきました。
親方の(優しくも)時に厳しい妥協禁止令に感化され、
保護者、OB、そしてプロの方々が、
造り上げています。

●石こうボード貼りwith大学生

ちびっこ元気クラブ出身の、OB大学生が来てくれました!
長期休暇の時は何かと子どもの相手に来てくれる、頼もしい存在です。
親方の指令で、石こうボードカットを担当。
 
慣れないミリ寸法での造作指令に、しどろもどろ・・・
ですが、とても賢く息ぴったりな二人なので、単位換算もカットもすぐに習得。
長さを図り、ちゃんとメモをとりながら造作していました。

彼らの作ったボードは、さらにボードを貼る為の下地になります。
 

コスト削減のために壊さず残した壁も、
資材で高さを合わせ、下地を作っていきます。


壁の裏側は見えませんが、大体の位置を狙って、固定していきます
 



壁が一通り出来たら、天井部も重ね張りします。
先週の大工おじいちゃんは「天井も一人で貼る」と言っていましたが、
「そりゃ道具が良いから!」と親方に言われ・・・
結局親方を巻き込んで二人で貼ることにface04
それでも、数分で完成しました。

大学生の作ったボードは、押し入れなどの内壁にも使用されました。


ただの押し入れも、下地が入るだけで見栄えが違います!

●小上がり部 トイレとの境界(壁)の作成

親方が経っている場所はバス・トイレ部ですので、ここは保育スペースとの境界になります。

みんながボードを貼れるよう、急ピッチで壁を作っていきます・・・


ささっと完成!

部屋らしくなってきました!

石こうボード隊がすぐに貼付けを開始し、

バス・トイレスペースの壁下地は完成!

●フローリング貼り(柱避けからの柱避け)

フローリング貼りを進めてきた二人が、非常に悩んでいます。
フローリング材は1枚1枚、クセやサイズが若干異なり、
柱を避けたところで数ミリのずれが判明。

そこでその帳尻合わせをしていきます。
レーザーを飛ばし、本来の真直をマークしていきます。

会長はそれに合わせてはめていくだけですが・・・

ご覧の通り、クセが強く隙間が均等に出ない板が多くあります。
簡易ジャッキで押し込んでいきますが、うまくいきません。

親方が見かねてゴンゴン押し込んでいきます!
 

押し込んでやっとちょうどいいくらいの隙間になりました。
 
・・・本来はねだを増やすと貼りやすいそうですが、
最低限の資材と労力で進めている為、無理が生じていますface04
が、どんなに頑張ってもきれいに出来ないときは
見切りをつけることが大事!と実感したのでした・・・
(この妥協は、許してくれました)





お母さんがおやつを持ってきてくださり、現場のみんなも力が出ます!


●養生延長
養生も貼り方が上手くなくしょげていた保護者が居ますので、
親方に養生の大切さを説明してもらいながら、進めます。
 
シートの下にゴミが入らないようにすることが大切!
養生テープも貼りつつ、露出部も少なくカット。

ここはもっと隙間にしないと逆にはがれちゃうよ~と、指導を受けます。

やはり素人には貼ることの方が向いている・・・と背中が語っています。
でも一度覚えてしまえば、次からは自分で出来る!はず!

養生拡張完了!綺麗な養生は気持ちも良いです。
子ども達へのプレゼントをラッピングしている気持ちですね!


●フローリング貼り 大部屋完成

柱まで残り2列になるまで、進めていき・・・

まずは第一段階として、ここまでで完了です。
ここから先は、
柱のニゲ加工
はめ込み
同時進行する必要があります。

 
柱との寸法を測り、

 
丸ノコ、のこぎり、のみで切断

 
はめ込んでみて・・・

 
少しきつかったのでカット

もう数ミリカット

そしてまたはめ込んでみて、確認。

これの繰り返しです。

柱のニゲがぴったり出来たら、
加工したフローリングを差し込んだまま、
スライドさせて・・・いや叩き込んでいきます!
最後の1枚は下からスライドさせて固定。
こうして大部屋のフローリングが完成しました!

●フローリング貼り キッチン完成

キッチンまわりは設備などが入る為、
ところどころ穴をあける必要があります。

ひとつは排水溝
もう一つは電源ケーブル
ただ、これらは設備が上に乗りますので、
今までのようなミリ単位隙間調整は不要となります。

 
さすが大部屋を仕上げた保護者、すぐに完成させてしまいました。

 

何事も無くついているようですが、
床下は断熱材とねだをよけながら配線が来ていたため、
下地をいじりながらの仕上げ作業でした。


●コンクリート打設
先週作っていただいた枠に、コンクリートを流し込みます。
通常、氷点下を下回るとコンクリートが凍ってしまうので
冬にやる作業では無いのですが、
時間がありませんので決行します。

当日は2月なのに最高17度にもなる絶好のコンクリート日和
夜間も氷点下にならず、天候にも恵まれました!
 

再度建設のプロに来て頂くことが出来ました。
本当に有難うございます。
 

まずはコンクリートを練る為の水を用意します。

砂+モルタルを混ぜ、そこに水を少々加えます。
 

良く混ざったところで砕石を加え、さらに練ります。
 
かなり重いお菓子を作ってるイメージです・・・

出来上がったところで、枠に流し込んでいきます。
 
このままではゴテゴテで均等に流れていません。

そこで職人さんが持参して下さったのは、このマシン。
 

コンクリートものすごく振動を加え、コンクリートがみるみる流れていきます。
 

玄関部のコンクリート流し込みは完成!
 

これまた特殊なベンダーでアンカー用ボルトを曲げていきます。
 

柔らかいうちにアンカー用ボルトを入れ、
これであとは固まるのを待つのみです!
 

次は屋内の枠へ流し込みます。
 

バケツリレーで運び、
 

同じように流し込みます。
 

振動を加え、
 

均して高さを確認。こちらもアンカーボルトを入れて完成です!
 


●細部造作①
掃除ロッカー兼・・・?

バス・トイレエリアとの壁の横に、きれいな柱が入っていましたが、
ここは掃除ロッカーになります。
ロッカーにしては頑丈な柱ですね・・・
親方がサッとカットした木材を、保護者がガガガと固定していきます。

 
3面に合板が付きました。

 
そしてロッカーの上も天板でふさぎます。

こんな感じです。
 

・・・が、その上からの眺めはこちら。
 
ここはゆくゆくは登れるようにして、
この梁の間を移動できるようにするしかけが込められています!
完成は後日!

●細部造作②
バス・トイレ

先日打設したコンクリートも乾燥したので、バス、トイレ部を仕上げていきます。
 

残っていた鉄筋をカット。
 
ガンガン切断します!

断熱材の下地も入れ、下地を作っていきます。
 


基礎部を利用して、1面が完成。
 

 

●細部造作③
旧押し入れ
この日もなんとプロの職人さんが手伝いに来て下さいました!
 
ボロボロに見えていた押し入れ部ですが・・・

途中で切れていた柱をつなぎ、なんとかんなを入れて頂いております!
 

どうでしょうか?この仕上がり!
 

かんなはここまできれいに出来るんですね・・・
 

今まで出なかった木くずが生まれました!
 
こんな経験中々ありませんので
木造住宅で良かったと思います。
本当に有難うございます!

綺麗な柱の入った押し入れを、早々に作り上げていきます。
 

もう保護者の大半は、ボード加工~貼りまでお手の物です。
 

親方はその間に木枠を固定していきます。
 

電源類の取り出し口も、きれいに開けました。

押し入れの下部は、このような感じで仕切られます。
ここからどうなるのでしょうか??
 

工事の様子はここまでとなります!

サラリーマン、農家、車掌、看護師、板前さん、保育士・・・と、
多様な就労をする保護者も、それぞれの空き時間を見つけて作業を続けています。
移転・改修まで1か月を切りましたが、みんな楽しくなってきた気持ちと、焦りと、
何より子どもと保護者の居場所作りに懸命です。

乗り越えなければならない壁はまだ山積みですが、
引き続き応援宜しくお願いします!

つづく
  


2021年02月27日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 12:47Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 10 【工事記録6】

この週も職人おじいちゃんの協力を受け、細かい仕上げ作業をどんどん進めて頂くことが出来ました。
また、この週は建設屋さんのプロも協力にに来て下さりました。
保護者の力もさることながら、大工さん、建設屋さんの力は凄いです・・・
そしてそんな保護者と仲間に恵まれたことは、つくづく幸せなことだと感じております。

非営利で学童を運営する私たち保護者にとって、
人のつながりは何にも変えることが出来ません!

どうぞ、引き続き記録を閲覧下さい。

●フローリング仕上げ(補足)
前回はさらっと「ひと部屋フローリング完成」とお伝えしましたが、
最後の1枚は少し技術が必要でしたので、改めてお伝えします。
 
採寸後、フローリング材の幅を詰めるために切断します。

この時、ただまっすぐ切っても入れることは出来ない為、
切断面が斜めになるように、加工しています。
こうすることで、真上から挿入したときに干渉しません。
作業は手持ちの丸ノコです。

最後の1枚は隙間調整が困難ですが、うまく収まったようです。

完成した感動もつかの間、完成した部屋は早々に養生して荷物を移動しました。
この手前エリアのはトイレになる為、作業スペースを確保する必要があります。

●トイレまわり床施工
旧建屋ではキッチンだった場所ですが、こちらはトイレスペースに改装します。
断熱材及び床の下地造作について説明を受け、作戦会議をしています。

 
元々あったねだはそのままに、断熱材と床の下地ボードを貼ります。
そのままでは高さが合わない為、ねだの造作と断熱材の加工をしました。

ドンピシャに加工出来た様子です。

この先は旧玄関ですが、こちらは今後玄関として使用しません。
トイレスペースの一角になりますが、断熱材は施工します。

一通り貼ることが出来ました。高さ合わせのねだがきれいに並んでいます。

キレないな様子も見るのもつかの間、合板を貼り下地を作っていきます。
ねだの位置が分からなくなるので、墨打ちもしました。

隙間という隙間を、ウレタンで埋めていきます。

変なモコモコに、子ども達は興味深々です!

隙間を埋めた後も、合板を貼ります。

最後の1枚も親方がササっと貼付け、トイレスペースの下地は完成!


●壁部ボードはり【完了!】
天井との繋ぎ目は未だボードが貼られていません。
ここで大工のおじいちゃんが持参したエアータッカー登場。
ボランティアで参加して下さった市議さんに操作方法をレクチャー。
こちらも大変優れモノで、石こうボード用ビスを1発でねじ込みながら打ち込みます。
(仕組みはわかりません・・・)

見よう見まねで打ち込みますが、コツがあるようです。
おじいちゃんの時と、打ちこむが違います。
ですが、数発撃ち込んだところで癖が分かったようです。

 
先日下地と断熱を仕上げた壁も、石こうボードを貼ります。
議員さんが打ち込んでいる間にササさっと寸法を測り、石こうボードをカットしてしまいました。
(金具などが出っ張っているのですが、1発でニゲを作っています!)

作業が追いついた議員さんに、下地の位置を伝えつつ、指導。

この時も、アマチュアの作業に一切手を出さず作業させる姿は、
まさに職人でありやさしいおじいちゃんです。

どんなに時間がかかって遠回りしても、若手のやることに手は出さずに、やらせる。
こんな社会人になりたいものです!
おかげで、誰の指示も無くボード貼付けを進めて頂くことが出来ました。
市議さん、
本当にありがとうございました。

残りのボードは、保護者で完成させます。

親父になっても、こういうツールに男は憧れます。
義理息子さんに打ち込んで頂きました。

道具が良いのかな?腕が良いのかな?あっという間に完成しました!

●天井ボード貼り(完了!)
若手に壁貼りをさせている間、職人は天高くで作業。
親方も「ここは一番大事だけど、どうなるか。。。」と心配していた、
天井センターのボード貼り

ここは、センターがあっていないとズレが目立ってしまうからです。。。
そんな不安も消し去るように、迷いなくボードを加工し、ど真ん中に打ち込んでいく職人。

また、梁を避けるために大きく開けた隙間も、
寸法では表現できないニゲ加工をしたボードを貼っていきます。

(じいちゃんさすがだぜ・・・)

最後の隙間も、義理息子と見定め・・・

見事に仕上げて頂きました!
延べ5日間に渡る作業、本当に有難うございました。

●鉄筋コンクリート基礎施工(玄関増設部・旧浴室)
旧建屋の玄関は北側にありましたが、(上記で断熱材を貼っていた場所です)
30名の児童が出入りするには安全ではありません。

そこで親方は玄関を南側に移動する設計をしました。
ただ、居間をそのまま玄関には出来ませんので、
少し外に出っ張りを作りスペースを作ります。

しかし、
外には玄関を作るような基礎が無いため、
その為の基礎作りを、建設屋さんの保護者に依頼しました。
途中経過が撮影出来ていませんが、
鉄筋と枠を何の迷いもなく組み上げるのは、さすがプロです。

はたして、この基礎から何が生まれるのでしょうか・・・
親方以外に分かる人はいません。

立て続けに、旧浴室はトイレスペースになる為、基礎を追加してもらいました。
見たこともないレーザー水準器を使いながら、精確な作業をして頂きました。

特殊な機械で、鉄骨を作っていきます。
こればかりはサラリーマン保護者には出来ません・・・

「もう後はコンクリ流し込むだけだから!」と、
さっと完成させてしまいました・・・
後で見えなくなる部分ですが、どの作業よりも正確かつ最速です。
本当にありがとうございます。

●大部屋フローリング細部加工
フローリングは障害物が無ければ、このように子どもでも組み上げが可能です。
・・・が、その先にある【柱】を避ける加工が、並大抵ではありません。
(おじいちゃんに刺激され、お父さん指導の下に床板を貼っています)

 
柱をまたいだ次の板材がきれいに並ぶよう、柱にのみを入れます。

これは、フローリング材が柱にほんの1mm当たってしまうため、
ど素人会長がのみを入れている様子です。(正しい使い方はわかっていません・・・)

そういえば、大工おじいちゃんはのみで何でも調整しておりましたが
独特の癖は経験以外に鍛えるものは無い感じました・・・

後日、親方が柱に合わせたニゲ加工を追加します。

柱の前後だけは、今まで通りの床貼りが出来ず、イレギュラーな作業が続きます。
コンコンコンと慎重に・・・

親方!ピッタリです!face08


親方はニゲ加工部を隠すため、柱にも追加のニゲ加工を施し、
フローリングの切り口隠しをしました。
苦手と言っていたのに・・・すごい!

●キッチンまわり床施工
ここは前記にてトイレとして改修していた部屋のミラー(対象)間取りです。
親方のいる場所は元浴室、ここは繋げて「お勝手(キッチン)」になります。
 
旧浴室にも底上げのねだを増設し・・・


途中経過無いのですが、断熱・下地施工完了!

これで残りのフローリング貼りを進めることが出来ます。

次回、子ども達に大人気のOB大学生参戦と、
基礎作り~フローリングの完成?


つづく
  


2021年02月20日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 22:37Comments(0)

学童移転・改修プロジェクト 9 【工事記録5】

2月第1週末~今日までの、
改修プロジェクトの様子をお伝えします。

大変長くなりますが、
子どものため、ひいては自分のためにと、
無償で学童を支える保護者の姿をご覧ください。

●天井ボード貼り
いよいよ重労働となる天井ボード貼りの大仕事を仕上げます。
詳細は↓へ・・・

南側に、北側と同じように石こうボードを貼っていきます。
 
梁が走っており、寸法がきっちり作られたボードはまっすぐ入りません・・・
そのため、斜めに入れております。
(2人では支えきれないので、うしろに1人スタンバイしています)
抑え込んでいる間に、ビスで固定していきます。
心の中では、早く止めてくれ・・・と叫んでいます。

次第に3人でも難なく固定できるようになりました。

午後からは、人数も増え人海戦術に出ました。
いかんせん素人親父のあつまりですので、安定したビス打ちには心強い人数です!

いよいよ最後の大物ボードを打ち込み・・・
重労働は完了!
残りのボードは少人数で作業出来ますので、
これでこの日の目標はほぼ達成しました。

●床断熱材貼り
・・・天井ボード貼りの合間、床用断熱材をカットしていました。
まっすぐ切る為、長い定規やバイスを使用しています。

天井を終えた保護者は、ねだと呼ばれる床の木枠を設置

順番にねだ・断熱材・ねだ・断熱材・・・と貼り進めていきます。

柱のある部分は、形に合わせてカット。

平日、学童OBの高校生も、助けに来てくれました。
このように、卒業後も返ってこられる場所になるのが、
この学童保育ちびっこ元気クラブの良さだと感じています。

週末の保護者がやりきれなかった部分は、すぐに完了しました。

細かい部分の隙間は、ウレタンや断熱材の余りを詰め込み、
隙間はほとんど無くしています。


●床貼り
そして親方がおもむろに持ってきたのは・・・フローリング
木造にこだわり、床材も手を抜きませんでした。
しかし、少しでもコストを抑えるため、
いわゆるはね出しにあたるもの。
色がバラバラで、一般の住宅建築では使われないものだそうです。

親方はここまで考えて「手を抜かない」と言っていたのだと、理解しました。

しかし床貼りはまさに仕上げの作業、
今までのようなざっくりとした作業は許されませんでした。

一般の家屋は端を化粧板で隠せるのですが、今回は床の端がむき出しになります。
そこで親方が自腹で導入したスライド丸ノコ
端を斜めにカットする場面も出てくるため、1mm以下の精度で切断します。
・・・無垢フローリング材に刃を入れるだけで、素人にはとてつもない緊張です!

床板と床板に隙間を設けるため、
紙やすり2枚が挟み込まれています。

隣は六畳間で比較的初心者向けなため、
週末隊の保護者で作業しました。
ちなみに、この部屋の断熱材親方の友人が2時間弱で仕上げてくれました!
親方との信頼関係も、さすがでした。
完成時とても喜んでくださった姿に、心打たれました・・・!

コンコンコンコン・・・と、
はめ込む音がやけに大きかったり、多かったりしたときは、
隣の大部屋を仕上げる保護者がアドバイスをしてくれます。
ここを押さえるといいよ!その音はやばいぞ!
と、判断をしてもらえる作業がはかどります。

そして強大な助っ人がやってきました。
保護者の保護者(いわゆる子どものおじいちゃん)
正真正銘の大工さんです。

親方でも難しいのみを使うような作業や、細かい造作を、
一切悩むことなく仕上げていきます。
スライドの使い方に全くためらいもなく(ちなみに固定されていません!)

脚立に器用に立ち、高所作業をこなす姿は偉大です。
(私達では、脚立にこんな立ち方しての作業は出来ません・・・)

翌日も、抜けている壁の下地を一瞬で作り上げて下さいました。

手を休むことなく、断熱材を打ち込んでいきます。
その背中から、
幅が・・・
とか、
チクチクが・・・
といった弱音は聞こえません。

・・・と、おじいちゃんが作業している間にも、
隣の部屋の床貼りはいよいよ大詰め。
細かい寸法をはかり、隙間が出来ないように慎重に・・・

まずはひと部屋、完成しました!
いかがでしょうか?素人なりにも妥協せず仕上げました。

いよいよ建物らしくなってきたところで、ブログと現実時間も追いつきました。
次回はどんな形になるのか、未だ私にもわかりません。

引き続き、応援宜しくお願いします!

つづく
  


2021年02月12日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:03Comments(0)