学童移転・改修プロジェクト 17 【工事記録13】
3月中の完成を目標としていましたが、
どうしても未だ生活の場として完成には至りませんでした・・・
しかし、移転・退去期限は残り1週間も?1週間しか?となり、
最後の追い込みに入りました。









◆珪藻土
















どうしても未だ生活の場として完成には至りませんでした・・・
しかし、移転・退去期限は残り1週間も?1週間しか?となり、
最後の追い込みに入りました。
形にするだけでは、やはり住むことは出来ません。
養生を取り、普通の家にするには・・・とにかく内装を早く終わらせることです。
天井、水回り、玄関の内装はコストダウンも兼ねて塗装仕上げをしますが、
子ども達の居住空間になる部分の壁は、質感の良さと湿度調整にも適した珪藻土仕上げをします。
今回のブログは、4月に入り退去の1週間前となります。
親子で内装仕上げ作業を進めましたが、
内装仕上げは全身運動、子どもたちはさぞ疲れたことと思います。
しかし親子共にその表情に辛さはありません。
根性・愛情・人情にかなうものは有りません!
●内装仕上げ(土曜日)
◆塗装
毎度のごとく、前日に私がパテ仕上げを済ませ、土曜の朝は決まってやすりがけです

朝早く来てくれたお母さん、子ども達に遠慮せず作業を依頼しました。
この作業、私は本当に助かります・・・
この部屋は珪藻土仕上げになりますから、下地は大まかでも問題ありません。
1時間程度で完了!
続々と仲間が集まり、仕上げ塗装を開始します!
今回は子どもにも「作ったこと」を感じてほしく、
全ての保護者に子連れOKを指示しました。

まずはバス・トイレエリアを塗装しました。

力は無くても、真剣にやってくれました!

その流れで キッチン → 玄関 と進め、

終わったころにはバス・トイレの重ね塗りが出来るようになります。
そのループを2回繰り返し・・・


全く休み無く動き、また動き回る子どもの世話をしながらでしたので、
お母さん達には本当に苦労をかけました。

それでも、みんなこの笑顔です


おかげで、塗装は午前中でほぼ完了しました!
塗装の陰では、珪藻土塗りを進めています。


ここはシーラーで下地処理をしています。
その間に、親方は珪藻土を塗り、クセを確認します。

ここでネタの伸びや力の入れ方を、みんなに伝えます。
これはローラー仕上げも出来るのですが、
結構力の必要な作業になるようです。
高所は塗装慣れしたお父さんたちに一任。


手の届く範囲は子どもに依頼・・・したいとこでしたが、
みんな午前でへとへと!
引き続き大人の作業です。
狭いところも、大人にお任せ。

土曜日に1度塗りが完了!

翌日、重ね塗りを行います。
◆内装仕上げ・最終(日曜)
珪藻土の凹凸が想定以上に尖っていたため、
尖った部分をやすりで落とすことにしました。
その後、ゆるめの珪藻土で仕上げ塗りをすることにしました。
昨日の人員コントロールの苦労から学び、
作業指示を掲示!

各所で仕上げ塗りを開始!
ローラーを掛ける子どもたち

ローラーの届かない端を塗る大人たち

全員








これが意外と重労働

凸凹の面に塗り込まないとうまくのびない上、
珪藻土が珪藻土を吸っていきます

大半の子どもたちは早々にリタイアしてしまったので、
大人たちが力ずくで塗り込んでいきます!
午後はいよいよ床以外の養生を全て剥がします!

玄関部の全体が見えてきました。

大部屋の養生も除去しました。

柱が見えてくると、だんだんその全貌に驚きが隠せません!
渋めの色に仕上げた柱と、つや消し白の内装が・・・
非常に映えます!


続けて、木部についてしまった塗料やパテを落とし、
木部に仕上げ塗りをしました。
以上が週末総力戦の様子でした!
毎回遅くまで残り、子どもと一緒に作業を進めたおかげで、
最大関門である居住部屋内装が完了しました。
保護者、友人、家族、同僚、とにかく大勢の力で繋げることが出来ました。
ここからは親方と職人さんによる追い上げが始まります。
●畳サイズ確認
荷物であふれかえっていた小上がりをいったん整理し、
改修前の部屋にあった畳を戻し、サイズを確認しました。


畳が入ると、より雰囲気の良さが伝わります!楽しみです。
●電気工事
電気工事も残すところ証明やスイッチ類の取り付けを残すところとなりました。

大部屋は何でもつけられるように、レールタイプ






事務室

玄関

他の部屋は旧学童の電気を転用予定ですので、
引越しの際に付け替えます。
●クッションフロア貼付け
バス・トイレ部はクッションフロアを貼り付けます。

当初は職人に依頼することも考えていましたが、
親方の根性で、親方自身が貼付けにチャレンジ!

毎晩遅くまで作業を続け、ぎりぎりで完成!
「1枚がでかいと難しいよ~
」と苦労していましたが、

「出来るもんだねぇ
」と達成感も大きかったです。

●キッチン
30人分のおやつ作りをより快適にするため、
フード、コンロはプロ仕様。いずれも親方が自力で探した中古品です。
また、シンクが元の窓より上がった為、枠ぶちを付けました。

コンロについては家庭用より安いかもしれません!
●最後に
退去前日の夜、仕事上がりの保護者やスタッフ全員で荷物をまとめ、
一方ではいよいよ床の養生を撤去していきます!

泣いても笑っても、いよいよ退去・移転が翌日になりました。
3月中に完成させることは出来ませんでしたが、
生活の為の最低限のインフラは整いました。
お金は無くとも、仲間と時間を費やせば、それは必ず形になる、と実感しました。
なによりも、これを全力で支持した親方の先導があってこそではあります。
次回、汗と涙と感謝の移転になります!
つづく