学童移転・改修プロジェクト 3

<とても長文ですが、参考になれば幸いです>

ここからはオヤジ達の努力だけでは進まない、難しい局面に入りました。
移転先が決まる以前より、裏では同時進行でいくつかの検討を進めていました。

ひとつは改修・改装の検討です。
1級建築士の保護者に依頼し、運営指針に則った間取りを構想していただきました。しかし設計・見積を進めるにあたっては、工事費用を決める必要があります。

そのため、裏では資金調達の検討も進めました。
まず私たちは、この事業に適合する国の交付金があることを知りました。
それは内閣府の定める「子ども・子育て支援整備交付金」です。
学童移転・改修プロジェクト 3
もしこの交付を受けることが出来れば、そう困難な移転・改修にはならないことが伺えました。
しかしながら、それは行政の予算を利用させて頂くことになり、通常なら年単位で予算申請から進めていくものです。それでも、少しでも可能性があるならと、、、市との交渉を進めました。

申請・目標額は1200万円。
水回り、保育スペース、事務室、静養室・・・運営指針に則りながらも、子どもの考えや行動を意識し、あえて柱も残した施設を設計・見積もりました。


学童(放課後児童健全育成事業)の交付金は、国、県、市町村が3分の1ずつ補助する、と内閣府は定めています。
まずは市の理解を得る必要があります。
市担当課は、説明当初より「非常に難しい要求」であることを理解されていました。
しかし、保護者とその家族を路頭に迷わせたくない想いを伝え、市担当課の理解を得ることが出来ました。
次は県の理解を得る必要があります。県担当課との交渉については、市担当課から挑んで下さいました。

その間、議員さんや各施設へ協力要請するにあたっての書面、施設概要の分かる図面、見積書、写真等を準備しました。

それから1カ月以上の延期が重なり、、、
結果、県担当課の判断は「性急であり、事業計画書等の審査が必要である。」

つまり申請は通りませんでした。

コロナ禍の中、市の予算をここに充てる覚悟をし、県と交渉頂いた市担当課には、感謝の想いがありました。

しかし、この結果を待つ間、時は既に12月

予算を準備出来ず、工事も手配できず、改修・改装が進められない場合、最悪の事態(学童解散)も視野にありました。
その時は、移転先探しに協力頂いた皆さんの顔が浮かび上がり、同時に子どもたちと保護者の顔も浮かび上がり・・・

私たちは「また1から考え直すのか・・・でもこれ以上の境遇・環境に出会い、探せるのか・・・」
と大変なプレッシャーを感じていました。

しかし、建築士の父だけは、当初のプランをまったく諦めていませんでした。

それはなぜ?!face08

つづく




2021年01月27日 Posted byちびっこ元気クラブ at 23:23 │Comments(1)

この記事へのコメント
天井や壁を壊すなんてプロの仕事とばかり考えていたから、自分たちでここまでできるなんておもいもしなかった!
作業なかなか楽しいです!
Posted by チビチビメート at 2021年01月28日 21:41
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