学童移転・改修プロジェクト 13 【工事記録9】
3月はじめての週末です。
3月に入りいよいよ退去の期限も目の前に来ており、焦りやプレッシャーの続く中で運営と移転を平行してきました。
しかしながら、その対価とも言える出会い・力添えを受ける経験もありました。
毎日の保護者のサポートはもちろんのこと、
今回もまた高校生ボランティアの協力もあり、
佐久の若者はこんなにも暖かいのだ!とお伝え出来れば幸いです。

●玄関移設(つづき)
この日は玄関に合板を取り付け、玄関らしくしていきます。

下地に何かを取り付けるのは慣れてきて、
親方の「こことここを貼り付けて~」の指示があれば・・・

切る人、貼る人、とあうんの呼吸で作業を進めることが出来るようになってきました。


合板を貼る為の下地も取り付け段々形になっていきます。

合板貼付けはほぼ完了
次は屋根部に取り掛かります。
軒は隠れる部分ではありますが、床貼り同様に寸法はしっかり計ります。

一度教えたら、あとは保護者に任せます。

癖の強い木材でかなり苦戦しましたが、暗くなる前には8割完成しました。







●高校生ボランティア

木材には裏と表があってね・・・と、建材の使い方も教えてもらいました。
目からウロコの知識が、増えていきます。

最終的にはシートで覆われ見えなくなる部分ですが、
素人作業の割にはきれいに出来たのではないでしょうか??

日も落ちてきて、この日は防水シートの貼付けまでを行い終了となりました。


西日を取り込むことのできる、窓枠も・・・
・・・翌朝、余っている断熱材を加工して、玄関部に埋め込みます。

採寸~カット~はめ込みまで、2時間ほどで完了させることが出来ました。
下地はお手の物です。

本来であればグラスウール断熱材を仕込むのかもしれませんが、
予算の都合上、最低限の断熱を行いました。
この日も佐久サポートセンターの協力により、
春休みを迎えた高校生がボランティアに来てくれました!
親方も早速やるか!と作業の難しい天井のボード一部解体を始めます。

カットラインを引いていきます。
何で切ってしまうのか・・・
ここがどうなるのかは、親方にしかわかりません。

しかし若者は肩を上げるのも難なくカットを進めてくれ、
心強いサポートです。

天井は見えないので、ところどころうまく解体出来ない部分があります。
しかし前回同様、かなりの違和感が無い限り、親方は手を出さず指示を出すのみです。

それでもこの通り天井をあけることが出来ました!
とても速い作業でした。
「加工がしたい!」と頼もしいモチベーションで来た二人には、
保護者が途中まで進めていた、石こうボードの貼付けをしてもらいます。

寸法の決め方、刃物の使い方、固定の仕方を教えて・・・
なんだかボードカットがとっても楽しそうだったので
じゃ、あとは自分たちで宜しく!と丸投げしてみました!

どうしても分からない部分だけ親方に確認し、作業を進める。
もはや日頃から来ている保護者のレベルで作業を進めていました


数枚貼り付けただけで、どのくらいの寸法で加工すればいいか理解し、
最後はほぼ微調整無しで仕上げることが出来ました。

とても仲良しですが、一応先輩・後輩の関係だそうです(笑)

話が若くてついていけませんでしたが、暗くなるまで一緒に作業してくれました。
ありがとう!
●バス・トイレ
子ども達が汚れてしまった場合に使うための浴室が、移転後は生まれます。
浴室と言ってもお湯につかるためのものではないため狭小ですが、
こちらも空間を分けていきます。

ここにボードを貼っていきますが、サイズ的に1枚プラス数センチ必要でした。
石こうボードを固定する箇所が無いじゃん!と言っていましたが、
もう私たちは「無いなら作る」考えを持つようになっています。
きっとDIYの役に奴と思いますよ!

トイレ入口側の廊下も、じわじわと壁になってきました。


こうして週末の作業は完了。
平日も作業を進めていますが、細かい部分を急ピッチで工事している為、
写真がありません!
後日、落ち着いたらまとめでご紹介いたします。
次回、内装工事の始まり・・・へ、つづく