学童移転・改修プロジェクト 11 【工事記録7】
先週末~今週平日までの、工事記録です。
丸裸の解体時からは想像も出来ませんでしたが、居住空間が出来てきました。
親方の(優しくも)時に厳しい妥協禁止令に感化され、
保護者、OB、そしてプロの方々が、
造り上げています。
●石こうボード貼りwith大学生
ちびっこ元気クラブ出身の、OB大学生が来てくれました!
長期休暇の時は何かと子どもの相手に来てくれる、頼もしい存在です。
親方の指令で、石こうボードカットを担当。

慣れないミリ寸法での造作指令に、しどろもどろ・・・
ですが、とても賢く息ぴったりな二人なので、単位換算もカットもすぐに習得。
長さを図り、ちゃんとメモをとりながら造作していました。

彼らの作ったボードは、さらにボードを貼る為の下地になります。

コスト削減のために壊さず残した壁も、
資材で高さを合わせ、下地を作っていきます。

壁の裏側は見えませんが、大体の位置を狙って、固定していきます


壁が一通り出来たら、天井部も重ね張りします。

先週の大工おじいちゃんは「天井も一人で貼る」と言っていましたが、
「そりゃ道具が良いから!」と親方に言われ・・・
結局親方を巻き込んで二人で貼ることに



それでも、数分で完成しました。



大学生の作ったボードは、押し入れなどの内壁にも使用されました。



ただの押し入れも、下地が入るだけで見栄えが違います!
●小上がり部 トイレとの境界(壁)の作成
親方が経っている場所はバス・トイレ部ですので、ここは保育スペースとの境界になります。

みんながボードを貼れるよう、急ピッチで壁を作っていきます・・・


ささっと完成!

部屋らしくなってきました!

石こうボード隊がすぐに貼付けを開始し、

バス・トイレスペースの壁下地は完成!

●フローリング貼り(柱避けからの柱避け)
フローリング貼りを進めてきた二人が、非常に悩んでいます。

フローリング材は1枚1枚、クセやサイズが若干異なり、
柱を避けたところで数ミリのずれが判明。
そこでその帳尻合わせをしていきます。

レーザーを飛ばし、本来の真直をマークしていきます。
会長はそれに合わせてはめていくだけですが・・・

ご覧の通り、クセが強く隙間が均等に出ない板が多くあります。


簡易ジャッキで押し込んでいきますが、うまくいきません。
親方が見かねてゴンゴン押し込んでいきます!

押し込んでやっとちょうどいいくらいの隙間になりました。

・・・本来はねだを増やすと貼りやすいそうですが、
最低限の資材と労力で進めている為、無理が生じています

が、どんなに頑張ってもきれいに出来ないときは
見切りをつけることが大事!と実感したのでした・・・
(この妥協は、許してくれました)

お母さんがおやつを持ってきてくださり、現場のみんなも力が出ます!
●養生延長
養生も貼り方が上手くなくしょげていた保護者が居ますので、
親方に養生の大切さを説明してもらいながら、進めます。

シートの下にゴミが入らないようにすることが大切!
養生テープも貼りつつ、露出部も少なくカット。

ここはもっと隙間にしないと逆にはがれちゃうよ~と、指導を受けます。

やはり素人には貼ることの方が向いている・・・と背中が語っています。

でも一度覚えてしまえば、次からは自分で出来る!はず!

養生拡張完了!綺麗な養生は気持ちも良いです。
子ども達へのプレゼントをラッピングしている気持ちですね!
●フローリング貼り 大部屋完成
柱まで残り2列になるまで、進めていき・・・

まずは第一段階として、ここまでで完了です。

ここから先は、
柱のニゲ加工
はめ込み
を同時進行する必要があります。

柱との寸法を測り、

丸ノコ、のこぎり、のみで切断

はめ込んでみて・・・

少しきつかったのでカット

もう数ミリカット
そしてまたはめ込んでみて、確認。
これの繰り返しです。

柱のニゲがぴったり出来たら、
加工したフローリングを差し込んだまま、
スライドさせて・・・いや叩き込んでいきます!


最後の1枚は下からスライドさせて固定。
こうして大部屋のフローリングが完成しました!
●フローリング貼り キッチン完成
キッチンまわりは設備などが入る為、
ところどころ穴をあける必要があります。
ひとつは排水溝。

もう一つは電源ケーブル。

ただ、これらは設備が上に乗りますので、
今までのようなミリ単位隙間調整は不要となります。

さすが大部屋を仕上げた保護者、すぐに完成させてしまいました。


何事も無くついているようですが、
床下は断熱材とねだをよけながら配線が来ていたため、
下地をいじりながらの仕上げ作業でした。
●コンクリート打設
先週作っていただいた枠に、コンクリートを流し込みます。
通常、氷点下を下回るとコンクリートが凍ってしまうので
冬にやる作業では無いのですが、
時間がありませんので決行します。
当日は2月なのに最高17度にもなる絶好のコンクリート日和。
夜間も氷点下にならず、天候にも恵まれました!

再度建設のプロに来て頂くことが出来ました。
本当に有難うございます。

まずはコンクリートを練る為の水を用意します。

砂+モルタルを混ぜ、そこに水を少々加えます。

良く混ざったところで砕石を加え、さらに練ります。

かなり重いお菓子を作ってるイメージです・・・
出来上がったところで、枠に流し込んでいきます。

このままではゴテゴテで均等に流れていません。
そこで職人さんが持参して下さったのは、このマシン。

コンクリートものすごく振動を加え、コンクリートがみるみる流れていきます。

玄関部のコンクリート流し込みは完成!

これまた特殊なベンダーでアンカー用ボルトを曲げていきます。

柔らかいうちにアンカー用ボルトを入れ、
これであとは固まるのを待つのみです!

次は屋内の枠へ流し込みます。

バケツリレーで運び、

同じように流し込みます。

振動を加え、

均して高さを確認。こちらもアンカーボルトを入れて完成です!


●細部造作①
掃除ロッカー兼・・・?
バス・トイレエリアとの壁の横に、きれいな柱が入っていましたが、
ここは掃除ロッカーになります。
ロッカーにしては頑丈な柱ですね・・・

親方がサッとカットした木材を、保護者がガガガと固定していきます。



3面に合板が付きました。

そしてロッカーの上も天板でふさぎます。
こんな感じです。

・・・が、その上からの眺めはこちら。

ここはゆくゆくは登れるようにして、
この梁の間を移動できるようにするしかけが込められています!
完成は後日!
●細部造作②
バス・トイレ
先日打設したコンクリートも乾燥したので、バス、トイレ部を仕上げていきます。

残っていた鉄筋をカット。
ガンガン切断します!
断熱材の下地も入れ、下地を作っていきます。


基礎部を利用して、1面が完成。


●細部造作③
旧押し入れ
この日もなんとプロの職人さんが手伝いに来て下さいました!

ボロボロに見えていた押し入れ部ですが・・・
途中で切れていた柱をつなぎ、なんとかんなを入れて頂いております!

どうでしょうか?この仕上がり!

かんなはここまできれいに出来るんですね・・・

今まで出なかった木くずが生まれました!

こんな経験中々ありませんので
木造住宅で良かったと思います。
本当に有難うございます!
綺麗な柱の入った押し入れを、早々に作り上げていきます。

もう保護者の大半は、ボード加工~貼りまでお手の物です。

親方はその間に木枠を固定していきます。

電源類の取り出し口も、きれいに開けました。

押し入れの下部は、このような感じで仕切られます。
ここからどうなるのでしょうか??

工事の様子はここまでとなります!
サラリーマン、農家、車掌、看護師、板前さん、保育士・・・と、
多様な就労をする保護者も、それぞれの空き時間を見つけて作業を続けています。
移転・改修まで1か月を切りましたが、みんな楽しくなってきた気持ちと、焦りと、
何より子どもと保護者の居場所作りに懸命です。
乗り越えなければならない壁はまだ山積みですが、
引き続き応援宜しくお願いします!
つづく
2021年02月27日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 12:47 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 10 【工事記録6】
この週も職人おじいちゃんの協力を受け、細かい仕上げ作業をどんどん進めて頂くことが出来ました。
また、この週は建設屋さんのプロも協力にに来て下さりました。
保護者の力もさることながら、大工さん、建設屋さんの力は凄いです・・・
そしてそんな保護者と仲間に恵まれたことは、つくづく幸せなことだと感じております。
非営利で学童を運営する私たち保護者にとって、
人のつながりは何にも変えることが出来ません!
どうぞ、引き続き記録を閲覧下さい。
前回はさらっと「ひと部屋フローリング完成」とお伝えしましたが、
最後の1枚は少し技術が必要でしたので、改めてお伝えします。

採寸後、フローリング材の幅を詰めるために切断します。

この時、ただまっすぐ切っても入れることは出来ない為、
切断面が斜めになるように、加工しています。
こうすることで、真上から挿入したときに干渉しません。
作業は手持ちの丸ノコです。
最後の1枚は隙間調整が困難ですが、うまく収まったようです。

完成した感動もつかの間、完成した部屋は早々に養生して荷物を移動しました。
この手前エリアのはトイレになる為、作業スペースを確保する必要があります。
●トイレまわり床施工

旧建屋ではキッチンだった場所ですが、こちらはトイレスペースに改装します。

断熱材及び床の下地造作について説明を受け、作戦会議をしています。

元々あったねだはそのままに、断熱材と床の下地ボードを貼ります。
そのままでは高さが合わない為、ねだの造作と断熱材の加工をしました。
ドンピシャに加工出来た様子です。
この先は旧玄関ですが、こちらは今後玄関として使用しません。
トイレスペースの一角になりますが、断熱材は施工します。

一通り貼ることが出来ました。高さ合わせのねだがきれいに並んでいます。

キレないな様子も見るのもつかの間、合板を貼り下地を作っていきます。
ねだの位置が分からなくなるので、墨打ちもしました。

隙間という隙間を、ウレタンで埋めていきます。
変なモコモコに、子ども達は興味深々です!
隙間を埋めた後も、合板を貼ります。

最後の1枚も親方がササっと貼付け、トイレスペースの下地は完成!
●壁部ボードはり【完了!】
天井との繋ぎ目は未だボードが貼られていません。
ここで大工のおじいちゃんが持参したエアータッカー登場。
ボランティアで参加して下さった市議さんに操作方法をレクチャー。

こちらも大変優れモノで、石こうボード用ビスを1発でねじ込みながら打ち込みます。
(仕組みはわかりません・・・)
見よう見まねで打ち込みますが、コツがあるようです。

おじいちゃんの時と、打ちこむ音が違います。
ですが、数発撃ち込んだところで癖が分かったようです。

先日下地と断熱を仕上げた壁も、石こうボードを貼ります。
議員さんが打ち込んでいる間にササさっと寸法を測り、石こうボードをカットしてしまいました。
(金具などが出っ張っているのですが、1発でニゲを作っています!)
作業が追いついた議員さんに、下地の位置を伝えつつ、指導。
この時も、アマチュアの作業に一切手を出さず作業させる姿は、
まさに職人でありやさしいおじいちゃんです。
どんなに時間がかかって遠回りしても、若手のやることに手は出さずに、やらせる。
こんな社会人になりたいものです!

おかげで、誰の指示も無くボード貼付けを進めて頂くことが出来ました。
市議さん、
本当にありがとうございました。
残りのボードは、保護者で完成させます。


親父になっても、こういうツールに男は憧れます。
義理息子さんに打ち込んで頂きました。

道具が良いのかな?腕が良いのかな?あっという間に完成しました!
●天井ボード貼り(完了!)
若手に壁貼りをさせている間、職人は天高くで作業。

親方も「ここは一番大事だけど、どうなるか。。。」と心配していた、
天井センターのボード貼り。
ここは、センターがあっていないとズレが目立ってしまうからです。。。

そんな不安も消し去るように、迷いなくボードを加工し、ど真ん中に打ち込んでいく職人。

また、梁を避けるために大きく開けた隙間も、
寸法では表現できないニゲ加工をしたボードを貼っていきます。
(じいちゃんさすがだぜ・・・)

最後の隙間も、義理息子と見定め・・・

見事に仕上げて頂きました!
延べ5日間に渡る作業、本当に有難うございました。
●鉄筋コンクリート基礎施工(玄関増設部・旧浴室)
旧建屋の玄関は北側にありましたが、(上記で断熱材を貼っていた場所です)
30名の児童が出入りするには安全ではありません。
そこで親方は玄関を南側に移動する設計をしました。
ただ、居間をそのまま玄関には出来ませんので、
少し外に出っ張りを作りスペースを作ります。
しかし、
外には玄関を作るような基礎が無いため、
その為の基礎作りを、建設屋さんの保護者に依頼しました。

途中経過が撮影出来ていませんが、
鉄筋と枠を何の迷いもなく組み上げるのは、さすがプロです。

はたして、この基礎から何が生まれるのでしょうか・・・
親方以外に分かる人はいません。

立て続けに、旧浴室はトイレスペースになる為、基礎を追加してもらいました。
見たこともないレーザー水準器を使いながら、精確な作業をして頂きました。

特殊な機械で、鉄骨を作っていきます。
こればかりはサラリーマン保護者には出来ません・・・

「もう後はコンクリ流し込むだけだから!」と、
さっと完成させてしまいました・・・
後で見えなくなる部分ですが、どの作業よりも正確かつ最速です。
本当にありがとうございます。
●大部屋フローリング細部加工
フローリングは障害物が無ければ、このように子どもでも組み上げが可能です。
・・・が、その先にある【柱】を避ける加工が、並大抵ではありません。

(おじいちゃんに刺激され、お父さん指導の下に床板を貼っています)

柱をまたいだ次の板材がきれいに並ぶよう、柱にのみを入れます。
これは、フローリング材が柱にほんの1mm当たってしまうため、
ど素人会長がのみを入れている様子です。(正しい使い方はわかっていません・・・)
そういえば、大工おじいちゃんはのみで何でも調整しておりましたが
独特の癖は経験以外に鍛えるものは無い感じました・・・

後日、親方が柱に合わせたニゲ加工を追加します。

柱の前後だけは、今まで通りの床貼りが出来ず、イレギュラーな作業が続きます。
コンコンコンと慎重に・・・

親方!ピッタリです!


親方はニゲ加工部を隠すため、柱にも追加のニゲ加工を施し、
フローリングの切り口隠しをしました。
苦手と言っていたのに・・・すごい!
●キッチンまわり床施工
ここは前記にてトイレとして改修していた部屋のミラー(対象)間取りです。
親方のいる場所は元浴室、ここは繋げて「お勝手(キッチン)」になります。

旧浴室にも底上げのねだを増設し・・・


途中経過無いのですが、断熱・下地施工完了!
これで残りのフローリング貼りを進めることが出来ます。
次回、子ども達に大人気のOB大学生参戦と、
基礎作り~フローリングの完成?

つづく
2021年02月20日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 22:37 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 9 【工事記録5】
2月第1週末~今日までの、
改修プロジェクトの様子をお伝えします。
大変長くなりますが、
子どものため、ひいては自分のためにと、
無償で学童を支える保護者の姿をご覧ください。
●天井ボード貼り
いよいよ重労働となる天井ボード貼りの大仕事を仕上げます。
詳細は↓へ・・・
南側に、北側と同じように石こうボードを貼っていきます。

梁が走っており、寸法がきっちり作られたボードはまっすぐ入りません・・・
そのため、斜めに入れております。
(2人では支えきれないので、うしろに1人スタンバイしています)

抑え込んでいる間に、ビスで固定していきます。
心の中では、早く止めてくれ・・・と叫んでいます。
次第に3人でも難なく固定できるようになりました。

午後からは、人数も増え人海戦術に出ました。

いかんせん素人親父のあつまりですので、安定したビス打ちには心強い人数です!
いよいよ最後の大物ボードを打ち込み・・・

重労働は完了!
残りのボードは少人数で作業出来ますので、
これでこの日の目標はほぼ達成しました。

●床断熱材貼り
・・・天井ボード貼りの合間、床用断熱材をカットしていました。

まっすぐ切る為、長い定規やバイスを使用しています。
天井を終えた保護者は、ねだと呼ばれる床の木枠を設置

順番にねだ・断熱材・ねだ・断熱材・・・と貼り進めていきます。

柱のある部分は、形に合わせてカット。

平日、学童OBの高校生も、助けに来てくれました。

このように、卒業後も返ってこられる場所になるのが、
この学童保育ちびっこ元気クラブの良さだと感じています。
週末の保護者がやりきれなかった部分は、すぐに完了しました。

細かい部分の隙間は、ウレタンや断熱材の余りを詰め込み、
隙間はほとんど無くしています。

●床貼り
そして親方がおもむろに持ってきたのは・・・フローリング

木造にこだわり、床材も手を抜きませんでした。
しかし、少しでもコストを抑えるため、
いわゆるはね出しにあたるもの。
色がバラバラで、一般の住宅建築では使われないものだそうです。
親方はここまで考えて「手を抜かない」と言っていたのだと、理解しました。










しかし床貼りはまさに仕上げの作業、
今までのようなざっくりとした作業は許されませんでした。

一般の家屋は端を化粧板で隠せるのですが、今回は床の端がむき出しになります。
そこで親方が自腹で導入したスライド丸ノコ。
端を斜めにカットする場面も出てくるため、1mm以下の精度で切断します。
・・・無垢フローリング材に刃を入れるだけで、素人にはとてつもない緊張です!
床板と床板に隙間を設けるため、
紙やすり2枚が挟み込まれています。

隣は六畳間で比較的初心者向けなため、
週末隊の保護者で作業しました。

ちなみに、この部屋の断熱材は親方の友人が2時間弱で仕上げてくれました!
親方との信頼関係も、さすがでした。
完成時とても喜んでくださった姿に、心打たれました・・・!
コンコンコンコン・・・と、
はめ込む音がやけに大きかったり、多かったりしたときは、
隣の大部屋を仕上げる保護者がアドバイスをしてくれます。
ここを押さえるといいよ!その音はやばいぞ!
と、判断をしてもらえると作業がはかどります。
そして強大な助っ人がやってきました。
保護者の保護者(いわゆる子どものおじいちゃん)
正真正銘の大工さんです。

親方でも難しいのみを使うような作業や、細かい造作を、
一切悩むことなく仕上げていきます。
スライドの使い方に全くためらいもなく(ちなみに固定されていません!)
脚立に器用に立ち、高所作業をこなす姿は偉大です。
(私達では、脚立にこんな立ち方しての作業は出来ません・・・)
翌日も、抜けている壁の下地を一瞬で作り上げて下さいました。
手を休むことなく、断熱材を打ち込んでいきます。
その背中から、
幅が・・・
とか、
チクチクが・・・
といった弱音は聞こえません。



・・・と、おじいちゃんが作業している間にも、
隣の部屋の床貼りはいよいよ大詰め。
細かい寸法をはかり、隙間が出来ないように慎重に・・・
まずはひと部屋、完成しました!
いかがでしょうか?素人なりにも妥協せず仕上げました。
いよいよ建物らしくなってきたところで、ブログと現実時間も追いつきました。
次回はどんな形になるのか、未だ私にもわかりません。
引き続き、応援宜しくお願いします!
つづく
2021年02月12日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:03 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 8 【工事記録4】
実際の工事進捗とブログ報告が、追い付いてきました。
更新が遅くなりますが、毎日作業を続けています。
それでは、プロジェクト進捗をご覧下さい。
●1月中旬~末にかけての様子
天井側の木組みなどが終わり、ますはプロの電気屋さんによる

















ここまでが1月末までの様子になります。
更新が遅くなりますが、毎日作業を続けています。
それでは、プロジェクト進捗をご覧下さい。
●1月中旬~末にかけての様子
天井側の木組みなどが終わり、ますはプロの電気屋さんによる
配線作業を実施頂きました。

(これは一例です)
天井工事を実施する前に間に合わせて頂きました。
解体から1週間足らずで施工していただき、本当に感謝しました。
※日頃より学童保育所の電気トラブル時に助けて頂いている、電気工事職人さんです
そしていよいよ(苦手な)断熱材の施工を開始。

木枠の間に縮めて挟み込んでいきます。


・・・しかし、1枚が長いことと、
とても破れやすいこと
(と、チクチクすること)もあり、早々に二人作業へ。

こちらは最上部の様子。
素人には取り扱いだけで精いっぱいですが、親方は
「もっとキッチリ入れて」
「隙間あるとダメだよ」
「下に膨らんでるとボード貼れなくなるよ~内側切って逃がして」
と・・・

この日は私、親方、もう一人のお父さん、
の三人しかおらず、挫折しかけていました・・・
その間、親方が工作開始。

次は、天井への石こうボード貼付けを開始

・・・これがとても重く、隙間も無く貼っていくため、かなりの重労働でした。
(こんなに大変な作業を、大工さんは数人でどうやっているのか・・・)

なるほど、断熱材が下に膨らんでいると
この押しつけ労力が半端じゃありません。
この日はここで終了。
果たして上のほうなど出来るのか・・・?
不安と疲労で帰路につきました。
翌日は多数の保護者がかけつけ、はかどりました。


頭を使うこと(で支えること)を覚えました。
こうして天井ボード貼りも北側の四分の一が完了。
残りの時間は隣の天井(北側)の断熱材貼りも実施。

ボード貼りも、断熱材入れも、少し要領が分かってきました。
週末保護者が集まる際は、
こういった重いものの設置や高所作業、塗装といった
1人では出来ない、時間のかかる作業を実施しています。
少しずつ家になっていく驚きと同時に、
これをあと3か所やるのか・・・というしんどさを感じながら、
週末の作業は終了しました。
この日はみんなひどく疲れていました

そして平日
親方だけでなく、毎回必ず手伝いに来て下さる保護者とその同僚の方がおります。
解体時からとても器用に作業されていて、
この週も細かい造作をしています。

何か材木が並べられていますが、
ここは既に床へ断熱材施工済み。
その上で細かいパーツを造作しているようですが

先ほどの並べた材木を載せています。


・・・その中間作業の様子が無いのですが、、、
こうなりました。


子ども達の居住空間の北側半分は、
このような小上がりになり、
下は収納スペースを兼ね備えています。
ここさえ作ってしまえば、床に置いていた材木などを移動でき、作業がしやすくなる!
なので親方は最優先でこの作業を実施させました。
床が出来る前には、
プロの設備屋さんによる配管工事を実施して頂きました。


※こちらも日頃より学童保育所の修繕にご協力頂いている職人さんです
年末の保護者会での決意表明から1か月、
まだ生活できる状態ではありませんが、
後回しに出来ない作業が、次第に完了していきます。
次回、天井との闘いと床の出現へつづく
2021年02月07日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 21:54 │Comments(1)
学童移転・改修プロジェクト 7 【工事記録3】
1月中旬までに9割以上の解体が完了しましたが、
同時に解体後の廃棄物が大量に出ました。

幸いにも学童支援員スタッフに産廃処理のプロがおり、
分別のアドバイス、またコンテナの手配などして頂き、
片付けてみると、トン袋4つが満タンになる廃棄物を、お父さんたちに運び出してもらいました。









同時に解体後の廃棄物が大量に出ました。


幸いにも学童支援員スタッフに産廃処理のプロがおり、
分別のアドバイス、またコンテナの手配などして頂き、
スムーズに対応していただくことが出来ました。


(さすがにこれは個人で用意できませんので、助かりました)
こちらも親方の予想では2日かかる作業だったのですが、1時間で終了させることが出来ました。
(親方は逆に困っていましたが・・・)
それでは、改修作業を覗いていきます。
まず、壊さずにそのまま使う壁の改装準備。
この壁は砂壁となっており、普通の改築なら壊すと思いますが、
資金面の問題があるのでそのままにします。
が、そのままではもろく子どもの生活には耐えられませんので、
砂壁を固める下地材を塗装していきます。

ただの白い塗料に見えるのですが、乾くとしっかり壁を固めます。
残した壁はほぼ4面なのですが、かなりの量になりました。
ここは手先が器用で集中力の高い、お母さんたちに一任しました。
次に柱の塗装作業を実施。(2度塗りの1回目)

粉じんの中での作業は無くなり、低学年の子ども達にも参加してもらいました。
手の届く範囲は子供にも参加してもらい、

高所は保護者に作業してもらいました。
後日、2度塗りを行います。

柱と壁をきれいにしただけで、かなり雰囲気が変わりました。
平日は、数少ないサポーターと保護者と親方で、作業を続けます。
外した天井に、新たな天井の枠を入れていきます。

こちらは廃材を利用した天井の基準を取り付けています。
ご覧の通り、元の平らな天井ではなくなります。
最下点が今までより20cmほど上がり、そこから屋根の形に倣った天井になります。
天井の基準が出来たら、枠を取り付けていきます。

(簡単そうに組んでいますが・・・)
そしてまた週末には、親方の組んだ天井をマネして、
保護者が組み上げていきます。

これが素人には2人がかりでも難しい!
長い木材を上で支え、下で位置を決めても、
木材が変形しでうまく合わせることが出来ませんでした。
しかし親方から「これがずれると、天井波打っちゃうよー」とプレッシャー


弱音を吐きたくなる、肩上げの辛さでした・・・
こうして、天井の枠が完成。

最後に、北と南の木材がクロスする、東西センターラインが「ど真ん中」に来るよう、
枠を天井の梁から吊り上げました。
このセンター交点は「絶対ずらしてはならない」と、親方。
(少し無理でした!)
これで、資材が無くても出来ることはほぼ終了。
その間、電気工事屋さんに配線作業を実施して頂くことが出来ました。
全てが直前の段取りですが、作業待ち時間をほぼ作らずに進み
これは運が良いのか、実力があるのか(無いですが)。
次回から資材が入り、細部の建築に入っていきます。

(↑チクチクして苦手です)
つづく
2021年02月03日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:27 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 5 【工事記録2】
●1月9日(土)
保護者を集め、親方指揮のもと工事説明会を実施しました。

















保護者を集め、親方指揮のもと工事説明会を実施しました。
今後、解体作業に特に人と時間を要するので、保護者の協力を仰ぎました。
解体が終われば、造作から内装工事となり、内装は親子で仕上げる予定だと伝えました。
本来ならプロ作業でお金を掛けられる部分も、
あえて私達でも出来る作業に変えることで、
大幅なコストダウンが生まれました。
補助金が得られない為に諦めていた工事を、
ポジティブな作業に向上させた
と感じました。
●1月10日(日)
いよいよ、解体作業を始めます。
10名以上の保護者が集まり、着工。
まずは壁類の撤去

壊してはいけない壁(そのまま再利用する壁)もある為、
壊しまくる保護者に対する親方の指示は必死です!

壊しては片付け、壊しては片付けを繰り返し、足場を確保しながらの作業となります。

手の届く範囲が片付いたら、天井に着手しました。


屋根裏に入り、天井を支える部分をカット。
グイグイっと引っ張ると、この通り剥がれ落ちてきました。

・・・こうして、初日は
ほぼ全ての壁の撤去
部屋の半分天井撤去
が完了。
なかなか広々した天井空間・・・おや?

非常に立派で堅牢な梁が入っておりました。

思わずみんな「すげぇ~」
しかし親方は確認済み。この空間もうまく利用する予定です。
●1月11日(月)
隣部屋の天井を撤去。

壁、床、天井に残った木材や石こうボード、押し入れ、浴室などの
細かく作業の難しい部分を撤去。



ここで親方から重要な指示が。
石こうボードやは産廃になるが、
天井や壁に張り巡らされていた角材は、捨てないように。
使えるものは再利用するから、釘を抜いてまた使えるようにしておくこと!

手が空いたらひたすら釘抜き。

親についてきた子どもにもやってもらいました。
こうして、初回の数回で解体は完了!
親方も、みんなが釘抜いている間に
急ピッチで作業準備・補強を進めています。

・・・2月初旬までかかると思われていた解体作業は、1月中旬で完了。

「みんなにやってもらう作業・道具が無いよ~
」と、

親方は資材集めにも奔走・・・
まだまだ壊すだけしか出来ない保護者ですが、
達成感だけはあったのでした。
ここからは地味ながら思ったより大変な、
塗装、高所作業が始まります。
つづく