学童移転・改修プロジェクト 18 【移転】
退去日を前日に、いよいよ移転をする日が来ました。
完全に完成はしませんでしたが、生活スペースの養生や工具は片付け、
なんとか生活出来るレベルまで作り上げることが出来ました。

改築の陰では、スタッフ、保護者が移転準備(荷物まとめ、各種契約変更)を進め、
全ての支え・つながりが一つのラインになる様子を、お伝えします。
●インフラ整備
前回お伝えしたキッチン部の枠ぶちは、
引越し前日の夜まで工作が続きました。

大体の高さがあったところで、

増えた壁はササっとパテ仕上げ。

大工と内装は同時進行です。






●トイレまわり
こちらはプロの設備職人に一任しました。
新たに設けた大型の手洗い場配管を、接続してもらいます。

遂に!水道から水が出ました!
当たり前のことかもしれませんが・・・
解体を始めた1月から水道は全く使えませんでした。

トイレも夜遅くまで作業し、設置していただきました。
こちらも1月からトイレ無しで工事していましたので、
なんて幸せなことかと、感動です。
男子小便器

男子大便器



女子トイレ(多目的トイレ兼用)

・・・しかし、トイレのドアが未だ届かず!!
しばらく解放状態での使用ですが、使えなくはありません!
床下収納(点検口)も、設置準備を開始しました。

床下収納設置用にねだが貼られているわけではありませんので、
取説と寸法を確認しながら解読中・・・

とっても面倒!
引越しに間に合わせるのは、諦めました!
とりあえず、翌日荷物を運び入れることが可能な状態、には仕上がりました!

●移転作業
こちらは旧学童施設。
早朝より、スタッフ、保護者全員で荷物の運び出しと運搬を開始。
重量物も、馬力のある保護者達で移動!


様々な方のご協力を頂き、トラックも準備頂きました。

庭もからっぽの学童は、初めて見ました。

ネットを貼っていた短菅も解体し、トラックに積載。新学童へ移動します。
そして外看板も外しました。



いままで有難う!



最後の学童でも、子どもたちは元気にしていました。
こうして、いままで生活していた学童は、荷物を搬出することが出来ました。

廃棄しきれなかった荷物も含め、新居へ移動しました。



一次は荷物であふれかえっていた室内も、少しずつ床が見えてきました!

これで大移転作業は完了!
これからの生活がどうなるのかを描くことは未だ出来ませんが、
今までの学童に感謝し、この日は作業終了となりました。
その裏では、小上がり部の最終調整を開始。

旧家屋にあった畳を再利用し、小上がり部に並べます。

ここが仕上げられれば、荷物をいったん移動させ、生活スペースを確保るためです。




明日から月曜が始まってしまう!!と焦りながらも、、、






もうひとつ大事な部分、キッチンカウンターを造作します。
30名分のおやつや食事を準備する為、
対面で支援員と子どもが作業出来るカウンターを設置。

細部寸法を合わせていきます。

しかし一日中作業していた親方もさすがにヘロヘロで、
思うように進みません・・・

明日から月曜が始まってしまう!!と焦りながらも、、、
翌日午前中でささっと仕上げてしまいました!

苦戦した床下収納兼点検口も、なんとか完成。
これでトイレ前の落とし穴が塞がりました。

数日後、待望のトイレ部ドアも無事設置が完了!
もう普通のトイレとして使うことが出来るようになりました。

本当に、普段の生活がいかに幸せなことか、身に沁みました。
●移転後の様子
しばらくの間は、安全の為に学校まで迎えに行きます。
旧学童前にて。

子どもたち帰宅の様子。

「ただいまー!」
畳の小上がりは、親方の狙い通り。
子どもは、立っている人と同じ目線で空間を共存できます。

そして何よりも、子ども達のくつろぎスペース!
ここに上がると、子どもも大人も落ち着いてしまうんですよね。
親が帰ってくるまで、ここでのんびりできます。
まだまだ作らなければならない部分があり、
【完成】はしていませんが、
一番の区切りを迎えることが出来ました。

引き続きプロジェクト作業は続きますので、
応援、ご協力宜しくお願いします。
つづく
2021年04月18日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 00:34 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 17 【工事記録13】
3月中の完成を目標としていましたが、
どうしても未だ生活の場として完成には至りませんでした・・・
しかし、移転・退去期限は残り1週間も?1週間しか?となり、
最後の追い込みに入りました。









◆珪藻土
















どうしても未だ生活の場として完成には至りませんでした・・・
しかし、移転・退去期限は残り1週間も?1週間しか?となり、
最後の追い込みに入りました。
形にするだけでは、やはり住むことは出来ません。
養生を取り、普通の家にするには・・・とにかく内装を早く終わらせることです。
天井、水回り、玄関の内装はコストダウンも兼ねて塗装仕上げをしますが、
子ども達の居住空間になる部分の壁は、質感の良さと湿度調整にも適した珪藻土仕上げをします。
今回のブログは、4月に入り退去の1週間前となります。
親子で内装仕上げ作業を進めましたが、
内装仕上げは全身運動、子どもたちはさぞ疲れたことと思います。
しかし親子共にその表情に辛さはありません。
根性・愛情・人情にかなうものは有りません!
●内装仕上げ(土曜日)
◆塗装
毎度のごとく、前日に私がパテ仕上げを済ませ、土曜の朝は決まってやすりがけです

朝早く来てくれたお母さん、子ども達に遠慮せず作業を依頼しました。
この作業、私は本当に助かります・・・
この部屋は珪藻土仕上げになりますから、下地は大まかでも問題ありません。
1時間程度で完了!
続々と仲間が集まり、仕上げ塗装を開始します!
今回は子どもにも「作ったこと」を感じてほしく、
全ての保護者に子連れOKを指示しました。

まずはバス・トイレエリアを塗装しました。

力は無くても、真剣にやってくれました!

その流れで キッチン → 玄関 と進め、

終わったころにはバス・トイレの重ね塗りが出来るようになります。
そのループを2回繰り返し・・・


全く休み無く動き、また動き回る子どもの世話をしながらでしたので、
お母さん達には本当に苦労をかけました。

それでも、みんなこの笑顔です


おかげで、塗装は午前中でほぼ完了しました!
塗装の陰では、珪藻土塗りを進めています。


ここはシーラーで下地処理をしています。
その間に、親方は珪藻土を塗り、クセを確認します。

ここでネタの伸びや力の入れ方を、みんなに伝えます。
これはローラー仕上げも出来るのですが、
結構力の必要な作業になるようです。
高所は塗装慣れしたお父さんたちに一任。


手の届く範囲は子どもに依頼・・・したいとこでしたが、
みんな午前でへとへと!
引き続き大人の作業です。
狭いところも、大人にお任せ。

土曜日に1度塗りが完了!

翌日、重ね塗りを行います。
◆内装仕上げ・最終(日曜)
珪藻土の凹凸が想定以上に尖っていたため、
尖った部分をやすりで落とすことにしました。
その後、ゆるめの珪藻土で仕上げ塗りをすることにしました。
昨日の人員コントロールの苦労から学び、
作業指示を掲示!

各所で仕上げ塗りを開始!
ローラーを掛ける子どもたち

ローラーの届かない端を塗る大人たち

全員








これが意外と重労働

凸凹の面に塗り込まないとうまくのびない上、
珪藻土が珪藻土を吸っていきます

大半の子どもたちは早々にリタイアしてしまったので、
大人たちが力ずくで塗り込んでいきます!
午後はいよいよ床以外の養生を全て剥がします!

玄関部の全体が見えてきました。

大部屋の養生も除去しました。

柱が見えてくると、だんだんその全貌に驚きが隠せません!
渋めの色に仕上げた柱と、つや消し白の内装が・・・
非常に映えます!


続けて、木部についてしまった塗料やパテを落とし、
木部に仕上げ塗りをしました。
以上が週末総力戦の様子でした!
毎回遅くまで残り、子どもと一緒に作業を進めたおかげで、
最大関門である居住部屋内装が完了しました。
保護者、友人、家族、同僚、とにかく大勢の力で繋げることが出来ました。
ここからは親方と職人さんによる追い上げが始まります。
●畳サイズ確認
荷物であふれかえっていた小上がりをいったん整理し、
改修前の部屋にあった畳を戻し、サイズを確認しました。


畳が入ると、より雰囲気の良さが伝わります!楽しみです。
●電気工事
電気工事も残すところ証明やスイッチ類の取り付けを残すところとなりました。

大部屋は何でもつけられるように、レールタイプ






事務室

玄関

他の部屋は旧学童の電気を転用予定ですので、
引越しの際に付け替えます。
●クッションフロア貼付け
バス・トイレ部はクッションフロアを貼り付けます。

当初は職人に依頼することも考えていましたが、
親方の根性で、親方自身が貼付けにチャレンジ!

毎晩遅くまで作業を続け、ぎりぎりで完成!
「1枚がでかいと難しいよ~
」と苦労していましたが、

「出来るもんだねぇ
」と達成感も大きかったです。

●キッチン
30人分のおやつ作りをより快適にするため、
フード、コンロはプロ仕様。いずれも親方が自力で探した中古品です。
また、シンクが元の窓より上がった為、枠ぶちを付けました。

コンロについては家庭用より安いかもしれません!
●最後に
退去前日の夜、仕事上がりの保護者やスタッフ全員で荷物をまとめ、
一方ではいよいよ床の養生を撤去していきます!

泣いても笑っても、いよいよ退去・移転が翌日になりました。
3月中に完成させることは出来ませんでしたが、
生活の為の最低限のインフラは整いました。
お金は無くとも、仲間と時間を費やせば、それは必ず形になる、と実感しました。
なによりも、これを全力で支持した親方の先導があってこそではあります。
次回、汗と涙と感謝の移転になります!
つづく
2021年04月10日 Posted by ちびっこ元気クラブ at 23:17 │Comments(0)
学童移転・改修プロジェクト 16 【工事記録12】
☆ 継 続 募 集 ☆
いよいよ退去日が目の前に迫り、工事も急ピッチで進めています!




いよいよ退去日が目の前に迫り、工事も急ピッチで進めています!
それでもみんな素人ですので、人手が不足しております・・・
簡単な塗装作業を残すところになりましたので、是非ご参加下さい!
1月からの連勤に、身体が悲鳴を上げていますが、
1月からの連勤に、身体が悲鳴を上げていますが、
保護者も親方も私も一般のボランティアさんも、
帰りは「おつかれさんでした!ありがとう!」と
笑顔で帰るのが印象的です。
それで作業の記録をご覧ください。
●バス・トイレ
●バス・トイレ
平日、内装担当の私が現場に出ていましたので、
子ども達にスパルタ指導で労働してもらいました!




へらをもっと短く持って!寝かせて立てて・・・
「え~めんどくさい~汚れた~」と文句言いながらも、
ビス頭埋め(仕上げ)をやってもらいました。

OG、OBには簡単な説明で作業してもらいます。
OGはこの作業前(午前中)にやすり掛けもしてもらいました。
かなりへとへとになってしまったようです
仲良し兄ちゃんがそばにいれば、も黙々とやってくれます。

天井の高いところもやってもらいましたが・・・

早々にお兄ちゃんにチェンジ!
高い場所は力が要ります。

翌日、乾いたパテを大人にガンガン磨いてもらいました。

荒いパテ塗りでしたが、電動工具でさっさと磨いてしまいます。
ビス以外のつなぎ目は、保護者で仕上げパテを塗りました。

・・・となんやかんやありまして、1度塗り完了!


写真で見ると完成しているかのようですが、まだまだムラが残っていますので、
次週再塗装(重ね塗り)です!




●部屋全面
少しムラの残っていた天井部も、1時間ほどで仕上げ塗りを完了。

部屋がとても広く見えます!
ためらわずに、養生を剥がしていきます!

そしてまた養生(マスキング)です。
ここからは壁に珪藻土を塗る為の下準備。

つらい体勢になりながら、お母さんは小さくても強いですね!

大体のマスキングが終わったら、早速パテ処理の説明です。

パテ待ちの列が・・・
お母さん、子どもたちは初めての作業ですが、
私一人分のパテを作っていては間に合わないスピードで、
どんどん塗ってくれます。
(↑結構必死で練っています)

まさに人海戦術です。

ヘラの持ち方、パテの切り方だけを教え、
「あとはこの壁全部やって下さい!」と伝えます。

子どもにビス埋め、お母さんに目地埋め、すごい効率の良さです!

後半に差し掛かると、もう私の指導なんてなく各自の判断で仕上げてくれました。


脚立に登のは結構怖いのですが、女子は強いですね。

脚立に片足かけながら作業するのは、
大工おじいちゃん以来の衝撃です。

やはり子どもの身体能力は高いです!

片付けについても「しっかりきれいにしてね」と教えれば、
すぐに理解し残ったパテを掻き取ってくれました。

この子たちとお父さんお母さんのおかげで、本当に作業がはかどり
内装の目途が立ちました!





●玄関
<木材塗装>
内装作業準備の間、お母さんと子ども達には木材塗装をしてもらいました。

この木材は、玄関の外壁になるということで、
フローリングのように順番に重ねてつけていきます。

楽しく作業してくれたおかげで、1時間もかからずに完了しました。

これを一人でやるのと皆でやるのとでは、本当に大違いです!
<内装>
玄関内装は、親方が一人で仕上げてしまいました!

断熱材の貼り方も、やはりきれいです・・・

天井ボード貼りは親方だけでは出来ないので、
私を含めたオヤジ3人組で取り付けました。
玄関部も塗装仕上げとなりますので、
3回のパテ仕上げをするべく、作業を進めました。

かたわらでは、養生も同時進行です。
私の握力もとうに限界を超えていて、
だんだん指が曲がらなくなってきました・・・
それでも保護者同士で作業を分け合い、
身体の負担は格段に下がっています!
まだまだ続きますので、応援・ご協力宜しくお願いします!
つづく