学童移転・改修プロジェクト 9 【工事記録5】
2月第1週末~今日までの、
改修プロジェクトの様子をお伝えします。
大変長くなりますが、
子どものため、ひいては自分のためにと、
無償で学童を支える保護者の姿をご覧ください。
●天井ボード貼り
いよいよ重労働となる天井ボード貼りの大仕事を仕上げます。
詳細は↓へ・・・
南側に、北側と同じように石こうボードを貼っていきます。

梁が走っており、寸法がきっちり作られたボードはまっすぐ入りません・・・
そのため、斜めに入れております。
(2人では支えきれないので、うしろに1人スタンバイしています)

抑え込んでいる間に、ビスで固定していきます。
心の中では、早く止めてくれ・・・と叫んでいます。
次第に3人でも難なく固定できるようになりました。

午後からは、人数も増え人海戦術に出ました。

いかんせん素人親父のあつまりですので、安定したビス打ちには心強い人数です!
いよいよ最後の大物ボードを打ち込み・・・

重労働は完了!
残りのボードは少人数で作業出来ますので、
これでこの日の目標はほぼ達成しました。

●床断熱材貼り
・・・天井ボード貼りの合間、床用断熱材をカットしていました。

まっすぐ切る為、長い定規やバイスを使用しています。
天井を終えた保護者は、ねだと呼ばれる床の木枠を設置

順番にねだ・断熱材・ねだ・断熱材・・・と貼り進めていきます。

柱のある部分は、形に合わせてカット。

平日、学童OBの高校生も、助けに来てくれました。

このように、卒業後も返ってこられる場所になるのが、
この学童保育ちびっこ元気クラブの良さだと感じています。
週末の保護者がやりきれなかった部分は、すぐに完了しました。

細かい部分の隙間は、ウレタンや断熱材の余りを詰め込み、
隙間はほとんど無くしています。

●床貼り
そして親方がおもむろに持ってきたのは・・・フローリング

木造にこだわり、床材も手を抜きませんでした。
しかし、少しでもコストを抑えるため、
いわゆるはね出しにあたるもの。
色がバラバラで、一般の住宅建築では使われないものだそうです。
親方はここまで考えて「手を抜かない」と言っていたのだと、理解しました。










しかし床貼りはまさに仕上げの作業、
今までのようなざっくりとした作業は許されませんでした。

一般の家屋は端を化粧板で隠せるのですが、今回は床の端がむき出しになります。
そこで親方が自腹で導入したスライド丸ノコ。
端を斜めにカットする場面も出てくるため、1mm以下の精度で切断します。
・・・無垢フローリング材に刃を入れるだけで、素人にはとてつもない緊張です!
床板と床板に隙間を設けるため、
紙やすり2枚が挟み込まれています。

隣は六畳間で比較的初心者向けなため、
週末隊の保護者で作業しました。

ちなみに、この部屋の断熱材は親方の友人が2時間弱で仕上げてくれました!
親方との信頼関係も、さすがでした。
完成時とても喜んでくださった姿に、心打たれました・・・!
コンコンコンコン・・・と、
はめ込む音がやけに大きかったり、多かったりしたときは、
隣の大部屋を仕上げる保護者がアドバイスをしてくれます。
ここを押さえるといいよ!その音はやばいぞ!
と、判断をしてもらえると作業がはかどります。
そして強大な助っ人がやってきました。
保護者の保護者(いわゆる子どものおじいちゃん)
正真正銘の大工さんです。

親方でも難しいのみを使うような作業や、細かい造作を、
一切悩むことなく仕上げていきます。
スライドの使い方に全くためらいもなく(ちなみに固定されていません!)
脚立に器用に立ち、高所作業をこなす姿は偉大です。
(私達では、脚立にこんな立ち方しての作業は出来ません・・・)
翌日も、抜けている壁の下地を一瞬で作り上げて下さいました。
手を休むことなく、断熱材を打ち込んでいきます。
その背中から、
幅が・・・
とか、
チクチクが・・・
といった弱音は聞こえません。



・・・と、おじいちゃんが作業している間にも、
隣の部屋の床貼りはいよいよ大詰め。
細かい寸法をはかり、隙間が出来ないように慎重に・・・
まずはひと部屋、完成しました!
いかがでしょうか?素人なりにも妥協せず仕上げました。
いよいよ建物らしくなってきたところで、ブログと現実時間も追いつきました。
次回はどんな形になるのか、未だ私にもわかりません。
引き続き、応援宜しくお願いします!
つづく