学童移転・改修プロジェクト 4

2020年12月。

交付金申請はすぐに諦め、自己資金での改修一択で再始動。

しかしながら、
仮に1月から職人を手配して工事を進めたとしても・・・

年度内に引っ越せるかどうかはぎりぎりか不可能

というのが建築士父さんの見解でした。

また、その改修資金をどう集めるのかは、非常に大きな問題でした。
そこで建築士父さんは設計見直しを実施。

後で出来ない工事、後からでも出来る工事を分け、
最大限の減額をした再見積もりをして下さいました。

目標は500万円。
一時的にこの資金を準備することは、可能でした。

しかし返済資金は?徴収?寄付?クラウドファンディング?

年末、それらを保護者に説明する日(父母会)が来ました。

「減額で間取りもプラン通りにはいかないのだろうな」
「壁や床は、リフォーム出来ずに使うしかないのかな」
「子どもは『今よりボロなら行かねえ!』とか言ってたしな」
「資金繰りについてはどう説明すれば良いのか・・・」

と、私はとても重い気分でした。

父母会当日、それは会議の30分前に、建築士父が私にぼそっと言いました。
建築士父 「僕らで建てよう」
私 「え????」

建築士父 「俺、家1軒建てたことあるから、大丈夫」
私 「え????え?????」

建築士父さんが当初の図面から図面変更しなかった理由は、これでした。
・保護者が作業すれば、プラン通りに建てられる。
・解体~施工まで、(特殊工事以外は)すべて保護者にやってもらう。
・建築技術=DIYになるので、ワークショップ的なイベントにしてもいい。(作業も進むし)
・廃材はなるべく使い、コストダウンする。

続けて彼の信念も聞きました。
・子どもが木を感じながら、木造空間を使って遊べる工夫は捨てない
・保護者も子どもも、自分たちで造ること、それを使っていくことは、一生思い出に残る

人生に1度あるか無いかのチャンスだ と、そこまで読んでいました。

ずっと長い夜が明けてきた気分でした。


・・・そしてそれらを保護者に説明し、保護者は

それならさっさと進めましょう!(今年の正月は時間あるし)

と、2021年1月3日から改修工事が始まったのです。

学童移転・改修プロジェクト 4
<プロジェクト図面の一例>


つづく






2021年01月30日 Posted byちびっこ元気クラブ at 09:08 │Comments(0)

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